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rodenticide =========================== ・ 殺 : [さつ] 【名詞】 1. kill 2. murder 3. butcher 4. slice off 5. split 6. diminish 7. reduce 8. spoil ・ 剤 : [ざい] 1. (n-suf) medicine 2. drug 3. dose
殺鼠剤(さっそざい)とは、ネズミを駆除する目的で作られた薬剤である。通常は毒餌の形で、投与するが、ほかに、粉剤を巣に吹き込んで全滅させる方法などがある。農地や山林、貯穀倉庫等で農作物に加害するノネズミを駆除するための製剤は農薬として、家庭や事業所でイエネズミを駆除するための製剤は防除用医薬部外品として扱われる。後者のうち、畜舎やその周辺で使用されるものは動物用医薬部外品として扱われる。 == 作用 == 数度の食餌に分けて駆除する累積毒剤と、一度の食餌で駆除する急性毒剤に大別される。 ;累積毒剤 :数度に分けて継続的に摂取させる必要があるが、誤食に対する安全性が高いため、一般的に利用されている。クマリン系の抗血液凝固成分のクマテトラリル、血液凝固阻害薬のワルファリンなどが代表的である。 ;急性毒剤 :薬剤の毒性が強く扱いが難しい。黄燐(猫いらず〔「猫イラズ」は成毛製薬の登録商標(第54538号)。〕として有名)、リン化亜鉛、ノルボルマイド、シリロシド、タリウム、硫酸タリウム、α-ナフチルチオ尿素、モノフルオロ酢酸ナトリウムなどが代表。クマリン系の新しい薬剤でジフェチアロール、ジフェチアロンがある。 殺鼠剤の誤飲などの事故でタリウムを摂取した場合の治療薬としてプルシアンブルー(紺青、ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III))が用いられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「殺鼠剤」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rodenticide 」があります。 スポンサード リンク
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