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『殿といっしょ』(とのといっしょ)は、大羽快による日本の4コマ漫画作品。メディアファクトリーの月刊コミック誌『コミックフラッパー』で連載中。2015年現在、単行本は10巻まで発売されている。 2009年6月にはドラマCDが発売され、同年11月にはドラマCD第二弾が発売された。さらにOVAが2010年3月25日に発売され、同年7月よりテレビアニメが読売テレビにて放送。コミックス5巻はDVD付きの限定版が発売された。2011年4月よりテレビアニメ第2期が放送された。 == 作品概要 == 日本の戦国時代を舞台としたギャグ漫画であり、歴史上実際に起きた様々な出来事をネタにしている。 三英傑や武田信玄などの誰もが知る有名武将から、鳥居強右衛門のように一般的にはあまり知られていない武将まで数多くの戦国武将・大名が登場するが、彼らの性格は史実を元にしつつも一部を大きく誇張したものとなっている。 例外もあるが、基本的には殿と呼ばれる立場の武将が変わり者という設定で「ボケ」であり、部下たちが「ツッコミ」を担う。武田信玄のように途中大きく出世した武将は、若年期がツッコミ役で老成してからはボケ役と変化している。 ネタごとに舞台となる時代にはバラつきがあり、全体のストーリーには連続性はなく、特に初期はその家のネタそのものにも連続性がなかったが、「眼帯マニアの伊達政宗に振り回される家臣達(主に片倉景綱)」「女性らしい愛らしさを持つ長宗我部元親に萌えまくる家臣達と、それに頭を痛める国親や親泰」といったように、その家ごとに基本的なテーマが決められている。また、連載が進んできて以降も、4コマではないショートストーリーを中心に、単発のエピソードは多く作られるが、「直江兼続の前田慶次勧誘のエピソード」「伊達政宗の会津の蒲生領内における一揆煽動のエピソード」など、連続モノのエピソードが増え始めている。他にも、その家ごとに「ネタになりやすい時期」が決まっており、例えば有名な「桶狭間の戦い」、「関ヶ原の戦い(本戦)」は描かれず、浅井家などの信長包囲網結成以後の動向、信秀死後の織田家の動向などのように、シリアスな展開になりそうな出来事はなるべく避けられている。しかし、そうしたネタ(桶狭間での義元の討ち死に、髑髏の盃のエピソードなど)は登場人物の推測として、無理矢理挿入されている。 武将たちの時代ごとの名称の変遷や、あまり一般に知られていないエピソードを題材にするなど、歴史考証が堅実なことも特異点として挙げられる。また、本作はあくまでギャグ漫画なので「マジ」や「イケメン」などの現代語・現代調の台詞回し(特にツッコミ)や、現代のもの(バット、漫画など)が見られる一方、外来語は極力避けられており、例えば「サイボーグ」は「半身機械」、「ファンクラブ」は「後援会」、アニメは「動画」(ただし、本作のアニメの宣伝では「アニメ」と表現している)と表現されている。 「はやく信玄になりたい」(武田晴信)、「鳴かぬなら」「燃やしてしまえ」(織田信長)、「眼帯ばんざい」(伊達政宗)、「だんまり」(上杉景勝)など、武将たちに合わせた言葉の書かれた掛け軸も、隠れた見所の一つである。稀に、眼帯(伊達家)や、6つの○=六文銭(真田家)が描かれている場合もある。しかし、途切れていたりして読みづらいものも少なくない。 作中では本編の他にも「機動武士ガンタイン」「それいけ!ガンタロウ君」といった劇中作、本編中でも登場人物の妄想、劇中作の中でも作風や絵柄が激変したりと(「ガンタイン」の場合、「背景などを手伝っていた人だと思いますが」と指摘されている)、様々な画風が用いられている。 7巻では重野なおきの漫画『信長の忍び』とのコラボが行われ、帯に主要キャラが、巻末の「特典」である重野が寄稿した漫画に千鳥・信長・光秀が登場し、本作の信長・秀吉・光秀と共演を果たしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「殿といっしょ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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