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母系制(ぼけいせい、)とは、母方の血筋によって家族や血縁集団を組織する社会制度である。対義語には父系制がある。類似する言葉に母権制(ぼけんせい、)がある。 == 母系制 == 母系制では、概ね次のような特徴を持つ * 母方の血筋をたどる(母系出自) * 母方の財産を相続する(母系相続) * 結婚後も夫婦は別居、もしくは妻方(母方)の共同体に居住する(母方居住制) 母系制は継承・相続が母方の血縁によることだけを意味するので、よくある母権制的な理解は誤り。むしろ、政治的な支配権は母の兄弟や長女の夫が持つ場合が多い。 重要なことは母系制により姓が変わることがあり得ることで、そのような場合に氏族名は母系を名乗るが、出自には父系も含めることができる。このため、古代氏族の多くは権威を求めて皇室や有力豪族の末裔を名乗り、『新撰姓氏録』などには皇祖神から多くの氏族が記録される結果(これを多祖現象と呼ぶ〔別府大学 機関リポジトリ 古庄ゆき子『高群逸子覚え書』(1)〕)となったと考えられている〔高群逸枝『大日本女性史 第1巻 - 母系制の研究』〕。 社会制度とは少々異なるが、エジプトのファラオの継承制度もこれに近しい形態をとっている。 日本も鎌倉時代以前は、母系制社会であった。〔高群逸枝 『日本婚姻史』至文堂、1963年5月30日、10頁-11頁「日本婚姻史表」〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「母系制」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Matrilineality 」があります。 スポンサード リンク
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