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ドクムギ(''Lolium temulentum'')は、イネ科の道端や荒れ地でたまに見られる雑草の一つ。 新約聖書のマタイによる福音書中にある「畑の毒麦のたとえ」にも出てくる。 == 特徴 == ドクムギは単子葉植物イネ科ドクムギ属の一年生植物で、高さは30-80cmとなり、根元から茎を直立させ株立ちする。 葉は細長く長さ40-60cm、幅3-10mmとなり下面はざらつき、小さい葉耳と、高さ1-2mmの葉舌がある。 春から夏に直立して分枝しない穂を出し、穂の長さは10-30cmとなる。 穂には柄のない小穂をつけ、小穂は長さ2cmほどの小花を5-10個つける。 小穂は第2苞頴と長さが同じかやや長い。小花には15mm程の芒がある。 小穂は穂軸よりも太い。穂軸はざらつく。 ヨーロッパ原産とされるが、西アジア起源が指摘されている。〔仙田貴之ら(2004)「マイクロサテライトおよびAFLPマーカーを用いたドクムギの地理的分化の解析」日本雑草学会誌第49巻 別号 144-145〕世界中の温帯域に分布する。日本には、明治年間に帰化した。 生態 栽培されるムギ類の擬態雑草で、草型が直立し、非脱粒性であったり、休眠からの覚醒など、生活史がムギ類と同調している〔仙田貴之ら(2004)「マイクロサテライトおよびAFLPマーカーを用いたドクムギの地理的分化の解析」日本雑草学会誌第49巻 別号 144-145〕。 内生菌(エンドファイト) バッカクキン科の''Neotyphodium''属の感染により、菌の生産する昆虫に対する神経毒ロリンアルカロイドがドクムギの植物体からはじめて分離された。 また、動物への毒性を持つ麦角アルカロイドも生産される(ライグラススタッガー参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドクムギ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lolium temulentum 」があります。 スポンサード リンク
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