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比内鶏(ひないどり)は、秋田県北部の米代川流域(比内地方)を中心に、古くから飼育されてきた家禽。天然記念物として指定されている。また一般に食用として流通している品種を比内地鶏という。 == 概要 == 日本各地の地鶏は、「東南アジアや中国などの近隣諸国から渡ってきた鶏が、自然交配して形成されていった」と考えられているが、1951年に出版された書籍では比内鶏は江戸時代に秋田県北部の地鶏に軍鶏を交配した鶏種とされている〔日本鶏の歴史 (1951年)、 著:小穴彪、出版:日本鶏研究社〕。実際に比内鶏が軍鶏に近い種であることは岡田ほか(1984)〔日本鶏の品種分化に関する遺伝学的研究 日本家禽学会誌 Vol.21 (1984) No.6 P318-329〕の遺伝子解析による調査でも裏付けられた。 原種比内鶏の体の特徴は、首が長く鶏冠は小さい。明治以降、外国産鶏種が輸入されたことで飼育数は激減し昭和初期には絶滅寸前の状態にまでなった。野鶏に近く、品種改良もされていない貴重な存在であるため、1942年(昭和17年)7月21日には、国の天然記念物に指定された。比内鶏は肉質がヤマドリに似て、風味がよいが、ほかの鶏と比べると成長が遅いわりに繁殖率が悪く、病気にもかかりやすく、周囲の音など環境にも敏感なことから、商品として販売するには難しかった。、1972年からは、「秋田県声良鶏・比内鶏・金八鶏保存会」が中心となり比内鶏の維持・保存を行っているが、生育数の減少から原種比内鶏集団の遺伝的多様性は減少している〔比内鶏の遺伝的多様性の調査 秋田県農林水産技術センター畜産試験場研究報告 21号, p.57-64(2006-08)〕。また、遺伝子解析の結果は日本国内の他の鶏種(声鶏、蜀鶏、薩摩鶏、矮鶏)とは品種改良による系統差より小さく、日本鶏では有意な品種内分化はまだ生じていないとする研究がある〔日本鶏の品種内分化に関する研究 日本家禽学会誌 Vol.26 (1989) No.4 P207-215〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「比内鶏」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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