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『毛糸のカービィ』(けいとのカービィ、''Kirby's Epic Yarn'')は、任天堂より2010年10月14日に発売されたWii用ゲームソフト。 == 概要 == 『星のカービィシリーズ』としては初めてのWii専用ゲームソフト。据え置き型ゲーム機では『星のカービィ64』以来、10年ぶりとなる横スクロールアクションゲーム。 本作の原点は『星のカービィ』ではなく、当初フラッフ(後述)を主人公とした『毛糸のフラッフ』というタイトルで開発されていたがシナリオや難易度調整で行き詰まり、2009年夏頃に馴染みのあるキャラクターという事でカービィが主人公に採用され、HAL研究所の監修・開発協力を受けて完成された。 1993年にOAされた『星のカービィ 夢の泉の物語』のTVCMやチェコアニメを思わせる、布地を背景にキャラクターを毛糸で描いたアニメーションをゲーム画面に落とし込んだようなアートデザインが特徴。キャラクターが毛糸、布等のキルト生地によって表現されており、線画を思わせる画風となっている。カービィや2Pのフラッフも毛糸になっており、敵は倒すとほどけるようにして消滅する。 今作では毛糸を利用した「引っかけ・巻取りアクション」で敵を倒していく。これまで、カービィの十八番としてほとんどの作品の共通アクションであった吸い込みやコピー能力、ホバリングは使われない。先述以外の基本アクションにおいても、ダッシュ時には「クルマ」、水中では「潜水艦」、降下時には「パラシュート」など、動作に合わせた様々な形態に変身する。またステージに配置されている「メタモルリング」を取ることによって得られる「メタモル能力」を使ってUFOやイルカなどになりステージを進めていく。このようにアイテムによって一時的に特殊能力を得るシステムは、どちらかと言うと『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』等に近いものとなっている。 また今作はアクション要素に加え、ステージ上あらゆる所にある「ビーズ」を集めることなどによってのアイテム収集も遊び要素のひとつとなっている。本作では体力制がなくゲームオーバーも存在しない代わりに、敵の攻撃を受けたり落下したりすると容赦なくビーズを落とされてしまう。音楽では、リコーダー・鍵盤ハーモニカなどを取り入れた素朴な生演奏の楽曲が多く、終盤では過去の作品で登場した曲のアレンジ版も登場する。 デモムービーでは幕が開く演出があり、ナレーション(津賀有子が担当している)も入っているなど、絵本朗読やNHK教育テレビに見られる子供向け劇場に近いテイストでストーリーが展開されていく。 Wii U Direct Nintendo Games 2013.1.23において、本作の開発スタッフによる後継作品として『マリオシリーズ』のキャラクターであるヨッシーを主役としたWii U専用ゲーム『ヨッシー ウールワールド(初期開発タイトル:毛糸のヨッシー)』が開発されていることが発表され、2015年に発売された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「毛糸のカービィ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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