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民主主義(みんしゅしゅぎ、デモクラシー、)とは、国家や集団の権力者が構成員の全員であり、その意思決定は構成員の合意により行う体制・政体を指す。日本語では特に政体を指す場合は民主政(みんしゅせい)とも訳される。日本語の広義の「民主主義(みんしゅしゅぎ)」は上記の体制・政体をも指すが、狭義ではこの民主制・民主政を他の制度より重んじる主義(思想・運動)を言う「=民主制主義」。 == 用語 == デモクラシー〔「デモクラシー」の訳語について直接言及した論考に野口忠彦『「民主主義」は適訳か」』(政治・経済・法律研究、拓殖大学論集)がある。Web上では(1)(2)(3)〕(democracy)の語源は、古代ギリシアの、「デーモクラティアー」(、''dēmokratía'')で、「人民・民衆」の意味の「デーモス」(、''dêmos''、)と、「権力・支配」の意味の「クラトス」(、''kratos''、)を組み合わせたもので、「民衆支配」、「人民権力」、「国民主権」などの意味である〔Demokratia, Henry George Liddell, Robert Scott, "A Greek-English Lexicon", at Perseus 〕。この用語は、同様に「優れた人」の意味の「アリストス」(、''aristos''、)と「クラトス」を組み合わせた「アリストクラティア」(、''aristokratía''、、優れた人による権力・支配、貴族制や寡頭制)との対比で使用され、権力者・支配者が構成員の一部であるか全員であるかの用語である。 古代ギリシアの衰退以降は「デモクラシー」の語は衆愚政治の意味で使われるようになった。古代ローマでは「デモクラシー」の語は使用されず、王政を廃止し、元老院と市民集会が主権を持つ体制は「共和制」と呼ばれた。 近代の啓蒙主義以降は、「デモクラシー主義」は自由主義思想の用語として使われるようになった(自由民主制主義)。更にフランス革命後は君主制・貴族制・神政政治などとの対比で、20世紀以降は全体主義との対比でも使用される事が増えた。なお政治学の用語では、非民主制(の政体)の総称は「権威主義制(権威主義制政体)」と呼ぶ。これには独裁や専制などが含まれる。 日本語では「デモクラシー」は、その制度の意味では「民主制」、特に政体を指す場合は「民主政」と訳されている。また民主制主義(思想・理念・運動)の意味では「民主主義(民主主義思想)」と訳されている。なお政治学では「民主制主義」(の思想)を正確に指すために「デモクラティズム」()を使用し、「民主制(デモクラシー)」()と区別する場合がある。 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「民主主義」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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