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水の青(みずのあお)。本項目では水の本質的な色に関して解説する。 海や湖の青色は空の色の反射に加えて、この水の吸収スペクトルに由来する本質的な色に起因する。 == 概要 == 水の色は少規模な実験室スケールにおいて無色透明と表現される〔日本化学会編 『化学便覧 基礎編 改訂4版』 丸善、1993年〕〔『化学大辞典』 共立出版、1993年〕。しかしながら水色といえば淡い青色のことを指す。また澄んだ透明度の高い海水、湖水など厚い層を成す水は何れも青色を呈する。さらに氷河など巨大な氷も青色を呈し、白色と表現される雪もよく観察すればわずかに青色を呈している。屋内の空の反射の影響が無い白いタイル張りのプールの水も薄い青色を呈する。また風呂桶やバケツに入った水も深さによりわずかに青色を帯びるのを観察することができる。 硫酸銅やメチレンブルーなどを溶解した水は溶質の可視光線の吸収に由来する青色を呈するが、純粋な水も赤色の波長領域に弱い吸収帯が存在する。すなわち水自身が本質的にわずかな青色に着色している。 可視光線の波長は約380nm〜約780nmの領域であるため、電磁波の吸収帯のうち物質の色に関連するのはこの波長領域に限られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水の青」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Color of water 」があります。 スポンサード リンク
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