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水平歩道(すいへいほどう)は、富山県黒部市の欅平から仙人谷まで、黒部川上流沿いに約 13 km にわたって延びる歩道。 仙人谷からさらに上流方面へ通じる日電歩道とともに、黒部峡谷の核心部「下廊下」を通る登山道である。 == 解説 == 道は黒部川の左岸に沿って、一部区間を除きほぼ同じ標高(約1,000 m)を保ったまま水平に延びている。鋭く切り立った黒部峡谷の断崖を「コ」の字形にくり抜いて作られた道であり、幅は狭いところで70から80 cmほど〔黒部川電気記念館|電源開発苦闘の歴史 関西電力、2011年2月13日閲覧。〕。 関西電力(関電)の黒部川第四発電所から延びる送電線の巡視路としても使われているため、道自体はよく整備されているが、途中には鉄製または丸太を組んで作った桟道もあり、また道が通っているのが川面から数百mの高さの絶壁上で、ひとたび転落すれば生命にも関わることから、俗に「黒部では怪我をしない」(落ちると怪我どころでは済まない、の意)〔後藤正治「エコルーツ紀行 黒部川の電源開発を辿る 」、季刊『躍』2008年第2号。〕と言われ、実際に転落事故がしばしば発生している。このため、登山道としては上級コースに区分される。危険箇所には山側に手すり代わりの太い針金やワイヤーが張られているが、谷側には転落防止の柵などは設けられていない。また、欅平から12 kmほどの場所にある山小屋「阿曽原温泉小屋」を除けばコース途中に避難所はなく、エスケープルートも存在しない〔21世紀の贈り物 第1章 未開放ルート・旧日電歩道 北日本新聞、2001年1月19日。〕。 毎年、初夏になって黒部峡谷に残る雪が消えてから整備を開始する。整備は関電が地元業者に委託して行われている〔水平歩道の整備工事例 、2011年2月13日閲覧。〕が、その内容は雪崩などの被害があった箇所の補修のみにとどまっており〔、安全向上のための抜本的な対策は取られずにきている。 本歩道と並行して地下を走っている関西電力黒部専用鉄道の一般開放とあわせて、本歩道・日電歩道もより安全に通行できるように整備して黒部峡谷観光の目玉にすべきという意見も一部にある〔〔21世紀の贈り物 第12章 飛躍のとき 立て坑エレベーター 北日本新聞、2002年12月15日。〕が、具体的な動きにはなっていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水平歩道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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