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水戸の三ぽい(みとのさんぽい)は、茨城県水戸市を中心とした地域の住民気質を表現したとされる言葉。理屈っぽい・怒りっぽい・骨っぽいの3つからなるが、「理屈っぽい」または「骨っぽい」を「飽きっぽい」に置き換えることもある〔斎藤ほか 編(2009):284ページ〕〔西内(2007):151ページ〕。社交的とは言い難い、水戸人の直情径行な気質を表したもの、と解釈される〔。「三ぽい」は''3ぽい''〔県民性博学倶楽部(2005):24ページ〕、''3ポイ''〔とも表記する。 短所として捉えられることのある言葉であるが、長所でもあると考える人もいる〔岡村(2011):66ページ〕。 なお現在では疑似科学的見解を含むとして批判の声も上がっている。 本項目では、茨城県民の気質を表現したとされる、茨城の三ぽい(いばらきのさんぽい)についても扱う。 == 概要 == 元は水戸藩の「水戸っぽ」の気質を表す言葉であった〔岩中 監修(2004):24ページ〕。かつては「日本のテロ史上に水戸出身者あり」と言われるほどであったが、今ではそうした義侠心は影を潜めている〔県民性博学倶楽部(2005):25ページ〕。既に「三ぽい」の性格が見られたのは昔のことであるという主張がなされる〔矢野(2006):54ページ〕一方で、県名「茨城」を「いばらぎ」(正しくは「いばらき」)と言うと怒り出す〔、鹿島アントラーズのサポーターのエネルギッシュさなどに受け継がれている、という見解もある〔。 水戸の三ぽいの気質は、桜田門外の変や天狗党の乱などの幕末における水戸藩士の振る舞いや、1980年代頃まで水戸市の中心商店街で顕著に見られたとされる傾向と結び付けられて納得されてきた〔。水戸徳川家の城下町でありながら特有の華やかな文化や風情がないと評される水戸の町の質実剛健な気風は、質素倹約に努めた水戸藩政によるとも、閉鎖的で他地域との交流が少なかった水戸の三ぽいの気質によるとも言われている〔。舟橋聖一は小説『悉皆屋康吉』の中で、「''ここで成功するには、先ず、言葉からして、茨城でいかなくちゃァなりません''」などと記し、水戸市民が仲間とよそ者を区別する様子を描き出している〔。他方で親しい間柄となれば大変親密な関係が構築されるとの指摘が県外からの移住者からなされている〔。また、東海村出身の茨城県知事である橋本昌も、人柄がよくどんどん仲良くなれると語っている〔西内(2007):150 - 151ページ〕。 中村泰士は2000年(平成12年)12月10日に行方郡麻生町(現行方市)で開かれた講演会にて、「飽きっぽい」を「世の中の出来事に興味を持ちやすい」、「怒りっぽい」を「正義感が強い」、「理屈っぽい」を「ボキャブラリー豊かで文化が高い」という意味であると語った〔茨城県水戸生涯学習センター 編(2001):4ページ〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水戸の三ぽい」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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