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水木しげる記念館 : ミニ英和和英辞書
水木しげる記念館[みずき しげる]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

水木 : [みずき]
 【名詞】 1. dogwood 2. swida controversa 3. cornus controversa
: [き]
 【名詞】 1. tree 2. wood 3. timber 
: [き]
 (n,n-suf) chronicle
記念 : [きねん]
  1. (n,vs) commemoration 2. memory 
記念館 : [きねんかん]
 (n) memorial hall
: [ねん]
 【名詞】 1. sense 2. idea 3. thought 4. feeling 5. desire 6. concern 7. attention 8. care 
: [やかた, かん, たて, たち]
 【名詞】 1. (1) mansion 2. small castle 3. (2) boat cabin

水木しげる記念館 ( リダイレクト:水木しげるロード#水木しげる記念館 ) : ウィキペディア日本語版
水木しげるロード[みずきしげるろーど]

水木しげるロード(みずきしげるロード)は、日本鳥取県境港市にある商店街の名称。観光対応型商店街〔であり、漫画家水木しげるが描く妖怪世界観をテーマとした観光名所として日本では〔水木しげる作品の世界的知名度は高いとは言えず、日本国内外で大きな差異がある。〕広く知られている。
境港駅から本町アーケードまでの全長約800メートルの間に、水木の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターを中心として日本各地の妖怪たちをモチーフとした銅像など多数のオブジェ〔が設置されており、商店街は、同じ主題、共通のイメージコンセプトをもって思い思いの販売・サービスを展開する各種店舗・施設の集合体に成長している。
== 歴史 ==

境港市は日本有数の漁業によって立つ地域であり、それにともなって商店街も発展していった。しかし、1970年代に到来したモータリゼーションの変化や、1974年昭和49年)以降の大規模小売店の進出(''cf.'' 大規模小売店舗法)などに押されて衰退し、空き店舗の増加(シャッター通り)など、商業空洞化が起きていた。
境港市は1989年平成元年)に各界の著名人の提言を受け、「緑と文化のまちづくり」の一環として商店街に境港市出身の漫画家・水木しげるの代表作である『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』に登場する妖怪をモチーフにした銅像(ブロンズ製オブジェ)を設置する「水木しげるロード」の整備を決める。当初の目的は周辺地域の商店街への回帰であった。オブジェの製作にかかわる水木への著作料については無料とする協力も受けている〔TBS中居正広の金曜日のスマたちへ』2010年9月24日放送より。〕。
このようにして、水木しげるロードは1993年(平成5年)7月18日、銅像23体の設置をもってオープンした。
当初は像の一部が壊され盗まれるなどといった事件が発生したものの、これらの騒動が全国規模で報道されたのがきっかけとなり県外での知名度が高まっていった。その後、徐々に像の数を増やしていき、1997年(平成9年)には目標であった80体が完成した。2005年(平成17年)には広く出資を募り、16体の寄贈を受けた。その後も2006年(平成18年)に120体、2010年(平成22年)には139体に達し、2012年(平成24年)にはスポンサー公募による11体と水木しげる記念館内に3体が新設され、合計153体となっている。
オープンと同時に運行開始されたJR境線の「鬼太郎列車」を皮切りに、これら日本妖怪および水木妖怪〔鬼太郎や目玉おやじねずみ男などは言うまでもないが、例えば、形ある姿で知られている砂かけ婆塗壁のイメージは伝承された古来のそれとはかなりかけ離れた水木しげるの創作物であり、すなわち「水木妖怪」である。''cf.'' 砂かけ婆 (ゲゲゲの鬼太郎)ぬりかべ (ゲゲゲの鬼太郎)。〕のキャラクター性と水木しげるロードの知名度を活かして、多くのタイアップ事業が展開されている(後述)。また、「世界妖怪会議」「妖怪そっくりさんコンテスト」など、多くの妖怪関連イベントが開催されている。
銅像が設置された1993年(平成5年)には2万1000人であった観光客数も、1994年(平成6年)には10倍以上の28万1000人に、1997年(平成9年)には38万344人と上がっていった。以後の一時期は横這いとなったものの、2003年(平成15年)の水木しげる記念館(後述)の開館、2005年(平成17年)に公開された映画『妖怪大戦争』のヒットなどによる妖怪ブームによって、来場客はさらに増加した。2007年(平成19年)には『ゲゲゲの鬼太郎』のテレビアニメシリーズ・第5期が新たに開始され、また、同作品の実写版映画『ゲゲゲの鬼太郎』(その1作目)が公開された影響もあり、同年8月にそれまで目標としていた「年間観光客数100万人」を突破。最終的に147万人が訪れ、鳥取砂丘を超える一大観光地となった。続いて2008年(平成20年)には172万人が訪れた。
2007年のゴールデンウィーク期間中には1日で5万8000人が来場し、想定していた観光客数を大幅に上回り、駐車場が不足するという事態も起きた。そのため、観光シーズンには駐車場の臨時増設などを行っているが、関係機関はJR境線などの公共交通機関での来場を呼びかけている。
2010年(平成22年)には、NHK連続テレビ小説において『ゲゲゲの女房』(原作は水木しげるの夫人の武良布枝の自伝の同名作品)が放送され、人気を呼んだ。それとともに水木しげるロードを訪れる観光客も増加し、8月15日に観光客数は177万人を突破、過去最高の年間172万人(2008年)の記録を軽々と塗り替えたばかりか、それから一週間余りしかたっていない8月23日には悲願であった200万人の大台に乗った〔。11月中旬には映画版『ゲゲゲの女房』が公開されることから、集客数250万人を年間目標に掲げた境港市観光協会であったが、9月22日の時点で早くも達成し、3度目の上方修正を行って目標300万人とした。しかしこれも10月31日に達成し、12月5日には350万人を突破。年間観光客数は最終的に史上空前の370万人を達成した〔桝田 (2010)〕。これは、前年までの最高記録であった2008年の倍以上の数字である。これらの功績が評価され翌2011年1月に「第8回関西元気文化圏賞・特別賞」を、同年10月には「第3回観光庁長官表彰」を受賞する。
キャラクターを使った商店街活性化地域おこしまちづくり)の成功例であり、シャッター通りであった商店街の空き店舗に新規出店があるなどの好影響を生んでおり、その取り組みは商店街・地域活性化のモデルケースとして注目されている。2004年(平成16年)12月、水木しげるロードは「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に入選。2006年(平成18年)5月には、水木しげるロード周辺商店街(本町アーケード商店街、松ヶ枝町商店街、西本町商店街、および、新道元町商店街)が「がんばる商店街77選」に入選した〔。
なお、境港から隠岐汽船(鬼太郎フェリー)で結ばれ、かつ、武良家の先祖のある隠岐の島町への「水木しげるロード」の延長も進められており、島にはすでに銅像10体が設置されている〔〔隠岐の島、水木しげるロードの妖怪たち 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「水木しげるロード」の詳細全文を読む




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