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テトラヒドリドアルミン酸ナトリウムまたは水素化アルミニウムナトリウムはナトリウムの水素化物で化学式NaAlH4で表される物質である。発火性の白色固体であり、テトラヒドロフランには溶解するがジエチルエーテルや炭化水素系の溶媒には不溶。可逆的に水素を吸収して保存できる水素吸蔵物質として検討されており、有機合成のための試薬としても用いられる。テトラヒドリドアルミン酸ナトリウムは水素化アルミニウムリチウムと同様に、四面体構造のテトラヒドリドアルミン酸アニオン (-) とナトリウムカチオン (Na+) からなる塩である〔J. W. Lauher, D. Dougherty P. J. Herley "Sodium tetrahydroaluminate" Acta Cryst. 1979. volume B35, pp.1454-1456. 〕。 == 生成方法と反応 == テトラヒドリドアルミン酸ナトリウムは、トリエチルアルミニウムを触媒として高圧水素雰囲気下、200でナトリウムとアルミニウムを反応させることによって得られる〔Peter Rittmeyer, Ulrich Wietelmann “Hydrides” in Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, 2002, Wiley-VCH, Weinheim. 〕。 :Na + Al + 2 H2 → NaAlH4 テトラヒドリドアルミン酸ナトリウムをジエチルエーテルに懸濁させた溶液を塩化リチウムと反応させることで一般的な試薬である水素化アルミニウムリチウムを与える。 :LiCl + NaAlH4 → LiAlH4 + NaCl テトラヒドリドアルミン酸ナトリウムは下記の反応式のように、例えば水のようなプロトン性の物質と急速に激しく反応する。 :4 H2O + NaAlH4 → "NaAl(OH)4" + 2 H2 濃硫酸とは、以下のように反応する。 :2 NaAlH4+ H2SO4→ 2H + Na2SO4 :HAlH4→ AlH3+ H2 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テトラヒドリドアルミン酸ナトリウム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sodium aluminium hydride 」があります。 スポンサード リンク
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