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スチビン (stibine) は、化学式 SbH3、分子量 124.78 の、アンチモンの水素化物である。水素化アンチモン (antimony hydride) とも呼ばれる。IUPAC系統名では、スチバン (stibane) と表される。 == 性質 == 沸点 −18 ℃、融点 −88 ℃ で、比重 2.26 g/mL (−25 ℃)。CAS登録番号は 。ニンニク様の臭気のある、無色の気体。水には溶けにくく、エタノールに可溶。 室温では徐々に、200 ℃ では急速に分解し、金属性アンチモン、水素を生じる。この分解反応は自己触媒的に起こり、爆発的な反応になりえる。 スチビンは酸素もしくは空気とすらも速やかに酸化される。 塩素、濃硝酸、オゾンと激しく反応する。 スチビンの化学的性質はアルシンに似ている〔Holleman, A. F.; Wiberg, E. "Inorganic Chemistry" Academic Press: San Diego, 2001〕。スチビンは典型的な分子量の大きい水素化物(例えばヒ化水素(アルシン)やテルル化水素、水素化スズ(スタナン))であり、それらの元素に対して不安定である。 スチビンは塩基性を示さないが、脱プロトン化されることができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スチビン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Stibine 」があります。 スポンサード リンク
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