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水素化ヘリウムイオン(すいそかヘリウムイオン、)は、気相においてヘリウムと陽子の反応によって生じるカチオンである。化学式は HeH+ で、1925年に初めて観察された。プロトン親和力は117.8 kJ/molで、既知の酸の中で最強である。このイオンは水素化ヘリウム分子イオンとも呼ばれ、自然に星間物質中に存在することが示唆されている。最もシンプルなヘテロ核イオンで、水素分子イオン H2+ に相当する。しかし H2+ とは異なり、HeH+ は永久双極子モーメントをもっており、そのことが赤外分光を容易にしている。 == 性質 == 関連したどのようなアニオン、分子、原子を用いたとしても、それをプロトン化して凝縮系 HeH+ を得ることはできない。しかし、ヘスの法則を使って仮想的な水溶液中の酸解離定数を予測することができる。 この解離による自由エネルギー変化-360 kJ/molは、pKa -63に等しい。 HeH+ の共有結合の結合長は0.772 Åである。 他の水素化ヘリウムイオンは既知か、理論的に調査されている。HeH3+ の計算された結合エネルギーが0.1 kcal/molであるのに対して、マイクロ波分光法で検出された HeH2+ の計算された結合エネルギーは6 kcal/molであった〔F.Pauzat and Y. Ellinger Where do noble gases hide in space? , Astrochemistry: Recent Successes and Current Challenges, Poster Book IAU Symposium No. 231, 2005 A. J. Markwick-Kemper (ed.)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水素化ヘリウムイオン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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