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水縄断層(みのうだんそう)は、福岡県久留米市にある断層。国指定の天然記念物(1997年指定)。 『日本書紀』に記されている筑紫地震(679年)の震源となった断層と考えられている。 水縄断層帯は水縄山地を縁取るように分布し、幾つかの雁行ないし並行する断層から構成され、西側から追分断層、高椋断層、柳坂断層、宮園断層、若木断層、草野断層、益生田断層、福益断層、屋部断層、流川断層と呼ばれる10断層から構成される〔 千田昇(1990): 九州における活断層ストリップマップの試作, 活断層研究, 8, pp105-113.〕。水縄山地北麓の斜面は熱変成を受けたホルンフェルスと花崗岩を切る急傾斜の断層崖とされる〔松本達郎(1958): 筑肥山地変成岩地域の地質, 鈴木醇教授還暦記念論文集, pp141‐161.〕。 追分断層のトレンチ調査から2万数千年前の姶良Tn火山灰堆積以降に3回の地震痕跡が認められ、最新の活動が679年の筑紫地震によるものと推定されている〔千田 昇, 松村 一良, 寒川 旭, 松田 時彦(1994): 水縄断層系の最近の活動について 第四紀研究, Vol.33 (1994) No.4 261-267.〕。この総延長は東西約20km、活動度は年間変位が0.1 - 1.0mmオーダーでB級とされ、右横ずれの応力を持つ正断層と推定されている〔千田昇(1981): 中部九州・水縄山地北麓の断層変位地形 岩手大学教育学部研究年報,40,pp67-78.〕。 == 参考文献 == * 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水縄断層」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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