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水野 温氏(みずの あつし、1959年(昭和34年)8月18日 - )は、日本の経済学者、実業家、中央銀行家。クレディ・スイス証券取締役副会長。Ph.D.(ニューヨーク市立大学、1989年)。愛知県出身。 == 見解・主張 == *2012年4月16日のブルームバーグのインタビューにおいて同年2月14日の日本銀行の決定について「議事要旨を読むと、政策委員全員が何か熱くなってしまって、深い議論をせずに中長期的な物価安定のめどを取りまとめ、10兆円の長期国債購入増額を決めてしまったことが伝わってくる」「どういうパス(道筋)で政策効果が波及していくのかについても、あまり深い議論がされていない」との見解を示した〔。 *同2012年4月のインタビューにおいて「長期国債だけを買い続けることで、どういうパスでデフレ脱却に効果があるか、納得ある説明を聞いたことがない」「財政がこれだけ悪いのにイールドカーブが寝ているということは、デフレ期待がいかに強いかということだ」「日銀は少なくとも株価の下支えすることや、円高進行に歯止めを掛けなければならない」との見解を示した〔。 *2013年3月6日のブルームバーグのインタビューにおいて「黒田新体制は白川体制を否定することから始めると思うが、残された政策手段は、白川総裁が総裁になった5年前よりずっと少なく、今後やれることも、白川体制の延長線でしかないことに気づくだろう」〔「どんな政策にもコストとベネフィットがある。それを理解してやらないと、出口を考えずに前に進んでいくというのは、市場参加者としては心配だ」〔「黒田、岩田両氏に不安を覚えるのは、理論と実践のギャップが大きいことだ。日銀は資産買い入れ等基金の残高を今年末までに101兆円、来年末までに111兆円に拡大するが、これすら、当座預金残高が90兆-100兆円に達する中で金融機関が本当に当座預金に資金を積んでくれるのか、という問題がある」〔との見解を示した。 *同2013年3月のインタビューにおいて「リスク資産をたくさん購入すれば、日銀のバランスシートをき損する可能性もある。そうなると財政資金で穴埋めしなければならないが、財務省は消極的だ。安倍首相が唱える大胆な金融政策、異次元の金融緩和をやろうとすれば、結果的にそれは財政政策に近づいていくことを意味しており、その部分の議論が欠けている」「債券市場では日銀の存在感が大きくなり過ぎ、財政規律の弛緩に警告を発する市場機能が落ちている。バランスシート政策をギリギリまで追求していくと、最後は金融システムがおかしくなる」との見解を示した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水野温氏」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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