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水銀電池(すいぎんでんち、)は、消極剤として酸化水銀を用いた乾電池(一次電池)である〔、2012年1月11日閲覧。〕〔、2012年1月11日閲覧。〕。水銀乾電池(すいぎんかんでんち)、酸化水銀電池(さんかすいぎんでんち、)、ルーベン電池(ルーベンでんち)、RM電池(アールエムでんち)とも〔〔。起電力約1.3ボルト〔。 小型・軽量であり、写真機や小型映画用の撮影機・時計・補聴器等に使用されたが〔、環境汚染の問題から、1996年(平成8年)にアメリカ合衆国で禁止されたほか、多くの国で禁止され、現在はほとんど使用されていない〔補聴器用空気亜鉛電池 よくある質問 、レイオバック、2012年1月11日閲覧。〕。 == 略歴・概要 == 酸化水銀・亜鉛電池システムはすでに100年以上前に知られていたが〔C. L. Clarke, US Patent 298175, 1884.〕、1942年(昭和17年)にP・R・マロリー商会(現在のデュラセル)の共同設立者・科学者であるが安定した水銀電池を開発したことにより、金属探知機や弾薬、およびトランシーバーといった軍用機材に有効活用され、初めて広く使用されるようになった〔David Linden, Thomas B. Reddy (ed). ''Handbook Of Batteries'' 3rd Edition. McGraw-Hill, New York, 2002 ISBN 0071359788, chapter 11.〕 。「ルーベン電池」と呼ばれるのは発明者の名から、「RM電池」は「ルーベン・マロリー電池」の略である。 特性が優れているため、古くからボタン型電池として、1970年代までのカメラ(露出計や電子シャッターなど)や補聴器用などに広く用いられてきた。1970年代に入ると、空気亜鉛電池が登場し、市場での地位は、その安全面と性能から急速に変化した〔。 地球環境保護の観点から水銀の使用を廃止する傾向にあり、日本では、1984年(昭和59年)に当時の厚生省と通商産業省(現在それぞれ厚生労働省、経済産業省)が要請し、業界団体が水銀電池の回収強化や代替製品の研究を推進、1995年(平成7年)に製造中止した〔製品中の水銀削減及び水銀フリー代替品の動向 、環境省、2010年12月16日付、2012年1月11日閲覧。〕。欧州もRoHSにて5ppm以上の水銀を含有する電池の流通を規制している〔水銀・鉛を使用しない無水銀酸化銀電池を開発 今秋より最新設備を導入した新工場棟で生産開始 、セイコーインスツル、2005年8月1日付、2012年1月11日閲覧。〕、これらの国々では、市場にはほとんど流通しておらず入手は困難である。 中国や発展途上国では製造、輸出が行われており広く流通しているため、輸入品の電池については注意が必要である。 使用済みの水銀電池は、小売店や自治体により回収されリサイクルされるものがあるが、対応はまちまちである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水銀電池」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mercury battery 」があります。 スポンサード リンク
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