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水陸浮揚戦車 : ミニ英和和英辞書
水陸浮揚戦車[すいりくふようせんしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

水陸 : [すいりく]
 (n) land and water
: [りく, ろく]
 (adj-na,n) six (used in legal documents)
浮揚 : [ふよう]
  1. (n,vs) floating (in the air) 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦車 : [せんしゃ]
 【名詞】 1. tank (military vehicle) 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

水陸浮揚戦車 : ウィキペディア日本語版
水陸浮揚戦車[すいりくふようせんしゃ]

水陸浮揚戦車(''Земноводный подлетающий танк'')とは、1937年にソビエト連邦のモスクワ航空機工場 #84で開発された戦車である。開発技術陣はウラジミール・イスライリビッチ・レフコフに率いられた。開発はモックアップの制作段階を出ることはなかった。
== 経緯 ==
ソビエト連邦におけるホバークラフトの最初の成功例は1930年代まで日時がさかのぼり、また能力ある開発設計者だったウラジミール・レフコフの名と緊密に関連している。1925年には、彼は自らの論文「''Вихревая теория ротора''(ローターの渦流理論)」でホバークラフトの実現性を具体化していた。1934年に彼の研究所で設計製造されたL-1空気浮揚艇はしばしば世界初のホバークラフトであるとみなされ、またすぐ後にL-5高速攻撃艇がこれに続いた。この輸送技術のさらなる研究には大きな可能性があることが明らかとなった。
民生用の艇と並び、レフコフは軍用にこの技術を利用することも試みていた。1937年、彼に率いられたモスクワ航空機工場 #84の技術者の一団がホバークラフト戦車の開発に着手した。もともとの書類では、この機体は水陸浮揚戦車(amphibious hovering tank)と呼称されている。この機はおおまかにL-1空気浮揚艇を設計の基礎としており、同じように当時開発段階にあったL-5艇とも関連があった。開発陣はこうした装甲車輌が泥濘や砂漠地帯、また同じく湖沼や河川の多い土地でも効果的に使えるものと示していた。1937年の終わりに、4分の1スケールのモックアップが制作された。しかしながら計画は軍の高級士官達の注目を集めなかったため、完成することはなかったと推測される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「水陸浮揚戦車」の詳細全文を読む




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