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モレーン(、堆石、氷堆石)とは、氷河が谷を削りながら時間をかけて流れる時、削り取られた岩石・岩屑や土砂などが土手のように堆積した地形。地形学上の定義では土手状の地形を指す。堆積物に注目した場合、モレーンという用語がモレーン堆積物を指す場合もあったが、最近では区別のためにそれらはデブリやティルと呼ばれる傾向がある。こうしたモレーン堆積物はシルト状のものから巨礫まで幅広く含まれ、通常淘汰が悪い。 氷河の後退などによりモレーンが氷河と切り離され、氷河との間の空間に溶けた水が溜まり氷河湖を形成することがある。氷河の後退によってモレーンとの間に出来た氷河湖は、モレーンの崩壊によって決壊し洪水を起こす可能性がある。実際にネパールやブータンで何度か氷河湖が決壊して洪水が発生し、下流部に死者を出す被害をもたらしたことがあるため、氷河湖の水位を下げるなど早急な対策が求められている。 == 種類 == === 移動系モレーン=== 氷河の移動によって作られるモレーン。 ; オーバーモレーン : 側壁から氷河の上に崩落した岩石が、氷河の融解によって堆積してできるモレーン。そのため、主に氷河の消耗域に形成される。 ; インナーモレーン : 氷河の内に取り込まれた物質が、間氷期の氷河融解によって流出運搬されて堆積したモレーン。 ; アンダーモレーン : 氷河の底で形成されるモレーンで、構成物質は氷河の底によって研磨され細粒化している。 ; サイドモレーン(ラテラルモレーン、側堆石) : 氷河に沿って形成されるモレーン。側壁の岩石が混じることもあるが、多くはアンダーモレーンの構成物質と同じものが氷河の側面で運ばれて堆積した。 ; 中央モレーン(メディアルモレーン、中央堆石) : 2つ以上の氷河のサイドモレーンが合流しひとつになったモレーン。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モレーン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Moraine 」があります。 スポンサード リンク
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