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永田照貞[ながた てるさだ]
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・ 田 : [た] 【名詞】 1. rice field
永田照貞[ながた てるさだ] 永田 照貞(ながた てるさだ、生没年不詳)は、江戸時代初期の浮世絵師。 == 来歴 == 師系不詳。その画名や画風の類似から、遊女の姿絵で額ぎわを薄く描き始めた元祖とされる西川照信と関連があるようであるが、未詳である。何れにしても、懐月堂安度とその工房の肉筆美人画が衰退して以降、江戸の浮世絵界にはその後を引継ぐべく、数多くの亜流絵師が登場しているが、この照貞もそうした享保(1716年 - 1736年)から延享(1744年 - 1748年)期に活躍した肉筆浮世絵師の一人であったと思われる。「美人立姿図」は桜の花文を散らした着衣の前褄を右手で取り、左手は袖の内に隠して静かに歩を運ぶかのように立つ女性を描いている。額の広い、二重瞼のふくよかな顔立ちは個性的で、現実のモデルを写すかの様に実感的である。黒地に白い縞の入った帯が、軽くあっさりと前で結ばれており、青や白など全体に柔らかな色感で整えられた装いに対し、強いアクセントを置いている。また、描線にきびきびとした抑揚があり、色彩の配合や立ち姿のバランスも安定良く決まっていて、描写や構成上の破綻は認められない。なかなかの力量の持ち主であったと考えられる。落款には「大和繪師 永田照貞書之」とある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「永田照貞」の詳細全文を読む
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