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汎用ロジックIC(はんようロジックアイシー)とは、様々な論理回路に共通して必要とされる個々の機能を1つの小型パッケージにまとめた小規模な集積回路である。 ANDゲート、ORゲート、NOTゲート、NANDゲート、NORゲート、ExORゲートといったゲート回路や、フリップフロップ、カウンタ、レジスタ、シフトレジスタ、ラッチ、エンコーダ/デコーダ、マルチプレクサ/デマルチプレクサ、加算器、コンパレータといった簡単な論理機能ブロックなどのデジタル回路が主体であるが、そういった論理回路だけでなく、バッファやインバータといった論理というよりは駆動電流を増強するアンプの役割をする回路も含まれている。 また、場合によっては、電気的なスイッチであるアナログスイッチや、アナログマルチプレクサ、発振器あるいは位相同期回路(PLL)など、ほとんどロジック(論理)と呼べないアナログ回路に属するものも含める場合もある。 == シリーズ == 汎用ロジックICは、電源電圧や入出力インターフェースを統一した製品群として開発されている。この製品群は「シリーズ」もしくは「ファミリー」と呼ばれることが多い。 汎用ロジックICのシリーズは、米テキサス・インスツルメンツ社が開発したTTLのと米RCA社(当時)が開発したCMOSのおよび米モトローラ社(現・オン・セミコンダクター社)が4000シリーズを独自に拡張したが有名である。これらは、事実上の業界標準(デファクトスタンダード)である事から、「標準ロジックIC」と呼ばれることが多い。 こういった各製品シリーズは機能毎に部品番号が付けられており、動作条件の差異は数字に付加する記号で表している。すなわち、番号を特定すれば論理的な仕様が特定されて、各端子に対する機能割り当てであるピン配置も定まる。 ただし、基本的に番号に規則性はなく、例外的なピン配置のICも多数あるため、機能を参照したい場合は規格表やメーカーが提供するデータシートを見る必要がある。規格表は、CQ出版社より『汎用ロジック・デバイス規格表』〔『汎用ロジック・デバイス規格表』 CQ出版 2008年 ISBN 978-4789844659〕として出版されているものが広く用いられている〔『汎用ロジック・デバイス規格表』は、かつては『CMOSデバイス規格表』、『TTL規格表』、『74シリーズIC規格表』などの名称であった。〕。 1990年代以降は、汎用ロジックICが使われる場面は少なくなっている。これは、安価なワンチップマイコン、ASICやユーザが自由に書換え可能なプログラマブルロジックデバイス(PLD、FPGA)の普及、基板実装の高密度化、信号の高速化などによる。その一方で、近年は1つまたは2つなどの少数の論理回路をパッケージングしたシリーズや、小型化・高速化・低電圧駆動・低消費電力などの機能強化を進めたメーカー独自の汎用ロジックICのシリーズの開発が進んでいる。また、パッケージも従来のDIPからSOP、或いはさらに小型の表面実装型へと主流が移り変わっている。''と米RCA社(当時)が開発したCMOSのおよび米モトローラ社(現・オン・セミコンダクター社)が4000シリーズを独自に拡張したが有名である。これらは、事実上の業界標準(デファクトスタンダード)である事から、「標準ロジックIC」と呼ばれることが多い。 こういった各製品シリーズは機能毎に部品番号が付けられており、動作条件の差異は数字に付加する記号で表している。すなわち、番号を特定すれば論理的な仕様が特定されて、各端子に対する機能割り当てであるピン配置も定まる。 ただし、基本的に番号に規則性はなく、例外的なピン配置のICも多数あるため、機能を参照したい場合は規格表やメーカーが提供するデータシートを見る必要がある。規格表は、CQ出版社より『汎用ロジック・デバイス規格表』〔『汎用ロジック・デバイス規格表』 CQ出版 2008年 ISBN 978-4789844659〕として出版されているものが広く用いられている〔『汎用ロジック・デバイス規格表』は、かつては『CMOSデバイス規格表』、『TTL規格表』、『74シリーズIC規格表』などの名称であった。〕。 1990年代以降は、汎用ロジックICが使われる場面は少なくなっている。これは、安価なワンチップマイコン、ASICやユーザが自由に書換え可能なプログラマブルロジックデバイス(PLD、FPGA)の普及、基板実装の高密度化、信号の高速化などによる。その一方で、近年は1つまたは2つなどの少数の論理回路をパッケージングしたシリーズや、小型化・高速化・低電圧駆動・低消費電力などの機能強化を進めたメーカー独自の汎用ロジックICのシリーズの開発が進んでいる。また、パッケージも従来のDIPからSOP、或いはさらに小型の表面実装型へと主流が移り変わっている。''および米モトローラ社(現・オン・セミコンダクター社)が4000シリーズを独自に拡張したが有名である。これらは、事実上の業界標準(デファクトスタンダード)である事から、「標準ロジックIC」と呼ばれることが多い。 こういった各製品シリーズは機能毎に部品番号が付けられており、動作条件の差異は数字に付加する記号で表している。すなわち、番号を特定すれば論理的な仕様が特定されて、各端子に対する機能割り当てであるピン配置も定まる。 ただし、基本的に番号に規則性はなく、例外的なピン配置のICも多数あるため、機能を参照したい場合は規格表やメーカーが提供するデータシートを見る必要がある。規格表は、CQ出版社より『汎用ロジック・デバイス規格表』〔『汎用ロジック・デバイス規格表』 CQ出版 2008年 ISBN 978-4789844659〕として出版されているものが広く用いられている〔『汎用ロジック・デバイス規格表』は、かつては『CMOSデバイス規格表』、『TTL規格表』、『74シリーズIC規格表』などの名称であった。〕。 1990年代以降は、汎用ロジックICが使われる場面は少なくなっている。これは、安価なワンチップマイコン、ASICやユーザが自由に書換え可能なプログラマブルロジックデバイス(PLD、FPGA)の普及、基板実装の高密度化、信号の高速化などによる。その一方で、近年は1つまたは2つなどの少数の論理回路をパッケージングしたシリーズや、小型化・高速化・低電圧駆動・低消費電力などの機能強化を進めたメーカー独自の汎用ロジックICのシリーズの開発が進んでいる。また、パッケージも従来のDIPからSOP、或いはさらに小型の表面実装型へと主流が移り変わっている。''が有名である。これらは、事実上の業界標準(デファクトスタンダード)である事から、「標準ロジックIC」と呼ばれることが多い。 こういった各製品シリーズは機能毎に部品番号が付けられており、動作条件の差異は数字に付加する記号で表している。すなわち、番号を特定すれば論理的な仕様が特定されて、各端子に対する機能割り当てであるピン配置も定まる。 ただし、基本的に番号に規則性はなく、例外的なピン配置のICも多数あるため、機能を参照したい場合は規格表やメーカーが提供するデータシートを見る必要がある。規格表は、CQ出版社より『汎用ロジック・デバイス規格表』〔『汎用ロジック・デバイス規格表』 CQ出版 2008年 ISBN 978-4789844659〕として出版されているものが広く用いられている〔『汎用ロジック・デバイス規格表』は、かつては『CMOSデバイス規格表』、『TTL規格表』、『74シリーズIC規格表』などの名称であった。〕。 1990年代以降は、汎用ロジックICが使われる場面は少なくなっている。これは、安価なワンチップマイコン、ASICやユーザが自由に書換え可能なプログラマブルロジックデバイス(PLD、FPGA)の普及、基板実装の高密度化、信号の高速化などによる。その一方で、近年は1つまたは2つなどの少数の論理回路をパッケージングしたシリーズや、小型化・高速化・低電圧駆動・低消費電力などの機能強化を進めたメーカー独自の汎用ロジックICのシリーズの開発が進んでいる。また、パッケージも従来のDIPからSOP、或いはさらに小型の表面実装型へと主流が移り変わっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「汎用ロジックIC」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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