|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 汎 : [はん] 1. (n,pref) pan- ・ 汎用 : [はんよう] 1. (n,vs) generic 2. general purpose 3. all-purpose ・ 用 : [よう] 1. (n,n-suf) task 2. business 3. use ・ 京 : [みやこ, きょう, けい] 【名詞】 1. capital 2. metropolis ・ 計 : [けい] 1. (n,n-suf) plan ・ 計算 : [けいさん] 1. (n,vs) (1) calculation 2. reckoning 3. count 4. (2) forecast ・ 計算機 : [けいさんき] 【名詞】 1. computer 2. calculator ・ 機 : [き, はた] (n) loom
京(けい、)は、日本の理化学研究所に設置されたスーパーコンピュータの名称(愛称)である〔次世代スーパーコンピュータの愛称は「京(けい)」と決定 - 理化学研究所 〕。従来は「次世代スーパーコンピュータ」、「汎用京速計算機」、「京速」などと呼ばれていた。文部科学省の次世代スーパーコンピュータ計画の一環として、理化学研究所と富士通が共同開発した。「京」は、浮動小数点数演算を1秒あたり1京回おこなう処理能力(10ペタフロップス)に由来する。 総開発費1,120億円を投じ、2012年6月に完成〔スーパーコンピュータ「京」が完成 (理化学研究所、富士通 プレスリリース)〕、同年9月に共用開始〔スーパーコンピュータ「京」9月28日から共用開始 〕。 TOP500で、2011年6月および2011年11月に1位〔 〕〔Japan's K Computer Tops 10 Petaflop/s to Stay Atop TOP500 List 〕になるが、完成直前の翌2012年6月には2位〔June 2012 - TOP500 〕に、同年11月には3位〔- TOP500 〕に後退。この年1位の米は開発費が9,700万US$(約76.5億円)で17.59ペタフロップス〔ただし、TitanはスーパーコンピュータJaguar(総開発費1億400万US$)からのアップグレードである。〕。 2013年6月に4位〔中国製スパコン、首位奪回…理研「京」4位後退 読売新聞 2013年6月18日〕、2015年7月に4位となった。また2011年、2012年、2013年、2014年にHPCチャレンジ賞クラス1〔京速コンピュータ「京」がHPCチャレンジ賞 4部門すべてで第1位を獲得 (理化学研究所、2011年)〕〔スーパーコンピュータ「京」でHPCチャレンジ賞 3部門の第1位を獲得 (理化学研究所、2012年)〕、2013年に日本初となるHPCチャレンジ賞クラス2を受賞〔理化学研究所 - 広報活動 > トピックス2013 >「スーパーコンピュータ「京」でHPCチャレンジ賞クラス1、2(初)を受賞」 〕。2011年、2012年にゴードン・ベル賞〔京速コンピュータ「京」による成果がゴードン・ベル賞を受賞 (理化学研究所、2011年)〕〔スーパーコンピュータ「京」によるダークマターシミュレーションがゴードン・ベル賞を受賞 (理化学研究所、2012年)〕を受賞。2014年、2015年7月、11月にスパコンのランキングGraph500で1位を獲得した〔理化学研究所 - 広報活動 > トピックス2015 >「スーパーコンピュータ「京」がGraph500で世界第1位を奪還 〕〔理化学研究所 - 広報活動 > トピックス2015 >2期連続でスーパーコンピュータ「京」がGraph500で世界第1位を獲得-ビッグデータの処理で重要となるグラフ解析でも最高レベルの評価- 〕。 == 概要 == 次世代スーパーコンピュータプロジェクトは、2005年に文部科学省と理化学研究所で開始され、2006年に国家プロジェクトとなった。プロジェクトの目的は、過去に世界最高性能を記録した数値風洞、CP-PACS、地球シミュレータに続くナショナル・リーダーシップ・スーパーコンピュータ(NLS)〔 〕の構築、およびプロジェクトを通じた計算科学・計算機科学分野の人材育成である。今後5-10年の計算需要に基づき、性能目標のひとつとしてLINPACKベンチマークでの10ペタフロップス達成を掲げた。 「京」は特定分野に特化した専用機ではなく、幅広い用途に応用できる汎用計算機として設計された。当初はベクトル機とスカラ機からなる「複合型」を計画・開発していたが、2009年5月にベクトル機を担当していたNECおよび日立が撤退したことにより、スカラ型のみの構成に設計変更された。この結果、CPUにSPARCベースのSPARC64TM VIIIfxを採用し、Tofuと呼ばれる6次元メッシュ/トーラスのインターコネクトなど、富士通の技術を全面的に使用した計算機となった。その後、富士通は「京」のCPUをSPARC64TM IXfxに変更して性能を向上させた市販モデルのPRIMEHPC FX10を発表し、国内・海外に販売している。 なお、2009年11月の事業仕分けで事実上の凍結と判定されたことを機会として、各種の議論が行われたが、後に予算復活され、2012年6月に完成した。 開発中の2011年6月および2011年11月にTOP500で1位となり、2011年11月にHPCチャレンジ賞とゴードン・ベル賞を受賞した。また性能以外に安定性では、2011年11月のTOP500測定時に29時間28分の無故障動作を実測した〔京速コンピュータ「京」が10ペタフロップスを達成 〕。 ロゴは書道家の武田双雲によるもの。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京 (スーパーコンピュータ)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 K computer 」があります。 スポンサード リンク
|