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汗国[かんこく]
汗国(かんこく、ハンこく、Khanate)は、汗(カン、ハン、qan)〔可汗、カガン、カアン、ハーン(qaγan)は別。〕を君主とする君主国を指す用語である。君主号としての「ハン」「ハーン」はモンゴル高原から中央アジアを中心とした、テュルク系およびモンゴル系の遊牧民王朝でよく用いられたが、モンゴル帝国時代以降、キプチャク・ハン国(ジョチ・ウルス)崩壊の影響を受けて、中央アジア以西のキプチャク草原・ルーシ・カフカス(コーカサス)などの地域にも広がった。 ==概要==
===君主号としての汗=== 「カン/ハン(qan)」は「皇帝」という意味の「カガン/カアン/ハーン(qaγan)」とは違い、皇帝より格下の「王」という意味である。モンゴル帝国では皇帝号(カアン)を帯びる元朝以外の政権(ジョチ・ウルス、チャガタイ・ウルス、フレグ・ウルスなど)は汗号(カン)を用いた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「汗国」の詳細全文を読む
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