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江川ダム(えがわダム)は福岡県朝倉市、一級河川・筑後川水系小石原川に建設されたダムである。 独立行政法人水資源機構水路事業部が管理するダムで、福岡都市圏や久留米市をはじめとするへの水道用水と両筑平野の農業用水の水源として建設された高さ79.2メートルの重力式コンクリートダム。多目的ダムではあるが治水(洪水調節)目的を持たず、主務官庁に国土交通省は関わっていない。寺内ダムや筑後大堰などと共に北部九州の水がめとして重要な役割を担っている。福岡市の水がめの一つ。ダムによって形成された人造湖は上秋月湖(かみあきづきこ)と命名され、2005年(平成17年)に当時の甘木市からの推薦により財団法人ダム水源地環境整備センターが選定するダム湖百選に選ばれている。 ==北部九州の水事情== 福岡市を始めとする北部九州地域は戦後急激に人口が増加、工業地域の拡充等で産業も発展し工業用水の需要も高まった。また、穀倉地帯でもあり技術革新に伴う農産物の収穫増加に対応するための灌漑整備も急務となった。こうした事から建設省(現国土交通省九州地方整備局)・農林省(現農林水産省九州農政局)・通商産業省(現経済産業省九州経済産業局)・九州山口経済連合会と福岡県・佐賀県・大分県・熊本県は筑後川の水資源開発を図るために「北部九州水資源開発協議会」が設立され、筑後川の「水資源開発促進法」指定を働きかけた。この結果1964年(昭和39年)10月筑後川は水資源開発水系に指定され、水資源開発公団(現独立行政法人水資源機構)による「筑後川水系水資源開発基本計画」の策定となった。江川ダムは利水施設の第1号として1967年(昭和43年)に計画された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「江川ダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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