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江戸の火事(えどのかじ)とは、日本の江戸時代に江戸で発生した火事である。「火事と喧嘩は江戸の花」という言葉が残り、現代では江戸が「火災都市」と呼称されるほど、頻繁に発生した。大火が頻発し、都市の広大な市街地を繰り返し焼き払った史実は、世界でも類例がないとされる〔「火災都市江戸の実体」P.84〕。江戸の火事は祝融や回禄とも呼ばれ、大火の様相を紅葉に見立てることもあった。 == 火事の回数 == 関ヶ原の戦い翌年の慶長6年(1601年)から、大政奉還の行なわれた慶応3年(1867年)に至る267年間に、江戸では49回もの大火が発生した。江戸以外の大都市では、同じ267年間で京都が9回、大阪が6回、金沢が3回などであり、比較して江戸の多さが突出しているといえる。 大火以外の火事も含めれば267年間で1798回を数え、1601年からの100年間で269回、1701年からの100年間で541回、1801年から1867年までの67年間で986回となり、人口の増加による江戸の繁栄に比例して、火事の回数も増加していった。特に嘉永3年(1851年)から慶応3年(1867年)までの17年間では506回もの火事が発生しているが、これは江戸幕府の権力低下による治安の悪化が大きく影響しているとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「江戸の火事」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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