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『池亭記』(ちていき)は、平安時代中期に慶滋保胤(? - 1002年)が著した随筆。成立は天元年間(982年)頃と見られている〔『日本古典文学大辞典 簡約版』、岩波書店、1986年、ISBN 4-00-080067-1〕。漢文で書かれた代表的な著書の一つで、当時の都(京都)の風俗を理解するのに、重要な資料となっている。 == 背景 == 慶滋保胤は白居易の漢詩『池上篇』と、兼明親王の同題の著書『池亭記』〔池亭記(Yahoo!辞書) 〕から着想を得たと記している〔。 本朝文粋の12巻に含まれた短篇集で、2つの大きな節で構成されている。 第1節は、当時の世相に関する論評と問題点を記している。京都の説明があるのが特筆される。それによると、京都の東部に人が密集して住んでいて、西部は荒れ果てている様が描かれている。 第2節では、第1節の内容を踏まえ、保胤が京都西部で隠遁生活に入る様を描いている。世間に無関心で、自由な生活を営む事が可能なように小さな庵を建てたと書いた〔〔『新日本古典文学大系 本朝文粋』、大曽根章介著、岩波書店、1992年、ISBN 4-00-240027-1〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「池亭記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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