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機帆船(きはんせん)(一部地方では"きほせん")とは、推進用の動力として熱機関を併用した帆船である。日本語で狭義に「機帆船」という場合は、外洋航路への無帆装の蒸気船の普及後に、沿岸航路の海運に用い続けられた内燃機関搭載の木造船を指す。補助帆装を有するものが多いが、第二次世界大戦後は、小型鋼船の対義語として帆走設備を持たなくとも在来型木造船なら「機帆船」と呼ぶこともあった。本項では主にこの日本での機帆船に相当する船について解説する。なお、現代の帆船の多くは補助機関を搭載しているが、機帆船と呼ぶことはあまりない。漢字表記は汽帆船とも書き、その場合は蒸気機関を動力として搭載しているものを指す。 蒸気船の開発後も、信頼性や燃料節約のために初期の蒸気船の多くは帆装を残していた。しかし、次第に蒸気機関の力だけで航行する船が多くなっていった。他方で沿岸航路の貨物船や漁船などの小型船では、引き続き帆装が残されて機帆船も利用された。搭載機関は初期のものは蒸気機関、後には焼玉機関が多く、ディーゼルエンジンも使用された。帆装型式はスクーナー型やラガー(:en:Lugger)型などが見られた。 ==アメリカの機帆船== アメリカ合衆国の太平洋岸では19世紀から20世紀にかけて225隻のスクーナー型蒸気機帆船が、木材運搬などの沿岸海運に使用された〔James P. Delgado, ''National Register of Historic Places Inventory-Nomination: Steam Schooner Wapama (Tongass) '' National Park Service, 1982.〕。現在は運航されているものは無く、最後の1隻である「ワパマ(en)」がカリフォルニア州リッチモンドでサンフランシスコ海洋国立歴史公園(en)管理下の保存船となっている。「ワパマ」は全長204.8フィート(約62.4m)、951総トンの木造船で、825馬力の三段膨張型蒸気機関を備え、竣工時は2本マストであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「機帆船」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Motorsailer 」があります。 スポンサード リンク
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