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不沈空母(ふちんくうぼ)、沈まない航空母艦(しずまないこうくうぼかん、)は、軍事力の戦力投射を拡張的に展開できる、すなわち、仮想敵により近い場所にある自軍が支配している陸地、特に、地理上の島、ないしは、政治的意味で周囲から孤立した地域を指す比喩表現。こうした場所は、軍用飛行場として機能させることができ、また、物理的に破壊することが困難な陸地であり、事実上、動かないものの沈むことのない航空母艦と同様のものとなる。 == 第二次世界大戦 == 「unsinkable aircraft carrier」という表現は、当初は、第二次世界大戦中、大洋を間に挟んでの日本との太平洋戦争において、アメリカ空軍の爆撃機のために軍用飛行場を設置できる可能性がある戦略的に重要な太平洋の島々や環礁を指していた。日本でも航空母艦に対峙する島嶼の陸上基地を指して「不沈空母」〔 - ヨミダス歴史館にて閲覧〕ないし「不沈航母」と称することがあった〔 - ヨミダス歴史館にて閲覧〕。南西太平洋方面において、アメリカ軍は飛び飛びに数多くの島々を経由するアイランドホッピング作戦を展開し、そうした島々を守備していた日本軍を駆逐した。アメリカ海軍の建設工兵隊(シービー)は、対日作戦支援のために、迅速に、しばしば何もない状態の場所にゼロから、滑走路を建設することとなり、ときには環礁全体が滑走路に覆われることもあった。 現在のマルタ共和国となる以前のや、当時は軍用飛行場であったケプラヴィーク国際空港のあるアイスランド〔ICELAND. SOME HISTORICAL REMARKS 〕は、第二次世界大戦中に不沈空母と表現されることがあり、特にマルタは枢軸国側から攻撃の的とされた()。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不沈空母」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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