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沈セン期 : ウィキペディア日本語版
沈セン期[しん せんき]

沈 佺期(しん せんき、656年? - 716年?)は、中国の文学者。は雲卿。相州内黄(現河南省内黄県)の人。宋之問とともに武則天の宮廷詩人として活躍し、「沈宋」と併称され、近体詩律詩の詩型を確立した。
== 生涯 ==
675年進士に及第する。武則天の時代、協律郎などの官を歴任し、宮廷詩人として活躍するとともに、『三教珠英』の編集にも参加した。702年、知貢挙(科挙の試験官長)となる。704年、給事中に在任時、以前の収賄の罪を問われて投獄される。さらに翌705年、武則天が退位、中宗が復位して張易之兄弟が失脚すると、その一味として宋之問・杜審言らとともに嶺南に左遷されたが、特に沈佺期は収賄の罪が加算された結果、最南の驩州(現ベトナム北部)に流された。翌706年、恩赦により北に戻り、台州録事参軍となり、その後は起居郎に修文館直学士を兼ね、中宗の宮廷詩人として再び活躍する。後に中書舎人・太子少詹事などを歴任し、玄宗開元の始め(714年から716年頃)に死去した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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