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沓掛宿 : ウィキペディア日本語版
沓掛宿[くつかけしゅく]

沓掛宿(くつかけしゅく)とは、中山道六十九次のうち江戸から数えて十九番目の宿場
現在の長野県北佐久郡軽井沢町中軽井沢にあたる。
古代の長倉牧の跡とされ、1535年追分諏訪神社に奉納された大般若経にある「長倉沓懸」が初出。「沓掛」の名は、難所であり荒天時は人も荷も足止めされた碓氷峠の入口であることに由来し、両隣の軽井沢宿および追分宿と共に浅間三宿と呼ばれて栄えた。また、草津温泉に向かう分岐路もあった。甲府藩小諸藩の領有を経て1716年以後は公儀御料となる。
1875年に借宿村との合併により長倉村、1889年に軽井沢村・峠町などと合併して東長倉村となるが、軽井沢避暑地として著名となったために1923年の町制施行を機会に軽井沢町と改称した。この間の1910年信越本線の沓掛駅が開業する。
しかし1951年の大火で町の殆どを焼失したため、往時の様子を伝えるものは殆ど残っていない。その後は1956年に沓掛駅が中軽井沢駅と改称したのを機に地名も中軽井沢と改称、以後別荘地や避暑地として発展している。
== 特徴 ==
天保14年(1843年)の『中山道宿村大概帳』によれば、沓掛宿の宿内家数は166軒、うち本陣1軒、脇本陣3軒、旅籠17軒で宿内人口は502人であった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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