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おきゅうとまたはおきうととは、福岡県福岡市を中心に食べられている海藻加工食品。「お救人」、「浮太」、「沖独活」〔とも表記される。 成分の内訳は96.5%が水分、残りのうちタンパク質が0.4%、炭水化物が3%、灰分が0.2%である〔大村浩久、他『福岡県における主要市販加工食品の調査 (2)豆腐およびオキュウト』 九州大学農芸学誌、Vol.29(1,2)、P.45-49、1974年〕。すなわち栄養は高くないが、独特の食感などが評価されている。 == 歴史 == 伝来は諸説あるが、「佐渡の『いごねり(えごねり)』が、博多に伝わった」とする説がある。江戸時代の『筑前国産物帳』では「うけうと」という名で紹介されている〔。もともとは福岡市の博多地区で食べられていたようだが、その後福岡市全体に広がり、さらには九州各地に広がりつつある。福岡市内では、毎朝行商人が売り歩いていた。福岡市内を中心に、おきゅうと専門の製造卸は1997年ごろでも約10店あった〔朝日新聞 1997年8月13日付 朝刊、家庭面、P.21〕。 一方、1990年代から福岡県内では原料のエゴノリの不漁が続いており、2000年代では石川県の輪島市などから仕入れている。また、主食が米飯からパンなどに移っていることからかつてに比べて消費が低迷している〔朝日新聞 2007年5月29日付 朝刊、福岡地方面、P.30〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「おきゅうと」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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