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ぜんざい(善哉)は、主に小豆を砂糖で甘く煮て、この中に餅や白玉団子、栗の甘露煮などを入れた日本の食べ物である。 一般的には小豆の粒が存在するものを指して用いられる用語である。 関東では、汁気のない餡を用いたものをぜんざいと呼ぶが、関西では粒餡の小豆汁に餅や白玉団子等を入れた汁物をぜんざいと呼ぶ 〔ぜんざいとおしるこの違い (食育大事典)〕〔関西のぜんざい、関東ではおしるこ 呼び方なぜ違う (日本経済新聞 2013/11/17)〕。(汁気のない餡を用いたものは、関西地方では「亀山」や「小倉(小倉餡)」と呼ぶ。汁物に関しては「汁粉」も参照) == 語源 == ぜんざいの語源は主に2説ある。 1つは仏教用語である「善哉(ぜんざい・よきかな)」を由来とする説である。一休宗純が最初に食べたとされ、この食べ物の美味しさに「善哉」と叫んだ事から名称とされた。「善哉」とは仏が弟子を褒める時に使う言葉であり、サンスクリット語の素晴らしいを意味する「sadhu」の漢訳である。 もう1つは、出雲地方の神事「神在祭」で振る舞われた「神在餅」を由来とする説である。「神在餅」の「じんざい」が訛り、「ぜんざい」へと変化したと言われている。島根県松江市鹿島町の佐太神社のホームページにはこのような記載がある。 松江藩の地誌『雲陽誌(うんようし)』佐陀大社の項に「此祭日俚民白餅を小豆にて煮家ことに食これを神在餅といふ出雲の国にはしまる世間せんさい餅といふはあやまりなり」とあります。その他、いくつかの古文献にも「神在餅」についての記述があるところから当社は「ぜんざい発祥の地」であるといわれています。」と書かれており、実際に出雲地方の正月に食べる雑煮は小豆汁の雑煮であるなど小豆との関係が強い。神前に供えた餅自体が「善哉」であり、この餅を食べる為の小豆を使用した食事をも善哉と呼ぶようになったとする説。
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