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沖縄国際海洋博覧会(おきなわこくさいかいようはくらんかい)は、沖縄県の本土復帰記念事業として沖縄県国頭郡本部町で183日間の会期(1975年7月20日 - 1976年1月18日)をもって行われた国際博覧会(特別博)〔1975年(昭和50年)5月28日『官報』第14518号付録資料版No.884総理府「昭和50年版・観光白書のあらまし」〕。略称は「沖縄海洋博」「海洋博」など。 == 概要 == 「海-その望ましい未来」を統一テーマとし〔、日本を含む36か国と三つの国際機関が参加した。会場規模は、100万m(うち陸域75万m、海域25万m)であった〔。期間中は県内の至る所に「めんそーれ沖縄」と書かれた歓迎の垂れ幕類が立っていた。 博覧会会場は海岸沿いの非常に細長い敷地であったため、会場内のアクセス向上策としてKRTやCVSなどの新交通システムが日本で初めて試験的に導入された〔神戸製鋼 エンジニアリング事業 製品紹介 新交通システム 〕。 海洋博開催によって、沖縄県の列島改造というべき開発が劇的に進んだ。現在の沖縄自動車道の一部開業や各国道の拡幅などが開催期間に向けて急ピッチで進められたほか、ホテル日航那覇グランドキャッスルや、沖縄ハーバービューホテルなどの大型ホテル、ゼファー那覇タワーなどの観光施設はすべてこれにあわせて建設された。特にゼファー那覇タワーは、2007年8月にD'グラフォート沖縄タワーに抜かれるまで、沖縄一高いビルであった。 450万人の目標に対し最終的な入場者数は約349万人にとどまり、このことは、海洋博をあてこんでさまざまな商売を目論んだ層を落胆させ、民宿経営者などからは「起爆剤ではなく自爆剤」とまで不満が出る結果となった。会場内でグッズ類が投売りに近い値段で安売りされる光景は、ドキュメンタリー映像にも残り後年テレビ放映された。また、海洋博に合わせて行なわれた開発は、赤土の海への流出を招き、サンゴ礁に被害を与えるという海洋汚染も引き起こした。 博覧会開会式に出席するため、沖縄県を訪問した当時の皇太子明仁親王・同妃美智子がひめゆりの塔を訪問した際、過激派から火炎瓶を投擲されるという事件が起こった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「沖縄国際海洋博覧会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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