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沖縄県立博物館・美術館の設置経緯(おきなわけんりつはくぶつかん・びじゅつかんのせっちけいい)では、沖縄県那覇市おもろまちにある複合文化施設「沖縄県立博物館・美術館」の設置経緯について詳述する。 当記事では沖縄県那覇市首里にあった沖縄県立博物館の移転の経緯および、美術館併設施設の設立、開館までの一連の計画について記述する。 ''※施設に関しては沖縄県立博物館・美術館を参照。'' == 博物館新館、美術館建設の構想 == 那覇市首里にあった県立博物館は1966年に建設が行われ老朽化が進んでいた、そのため新館への移転計画が出され、1991年には沖縄県立博物館基本構想が策定、1994年には沖縄県立博物館新館建設基本計画が作成された。なお、1991年の時点で、那覇新都心への建設計画が一部浮上していた。 沖縄における公立美術館の建設運動は1960年代にさかのぼる。1961年に首里に移転した与儀の農業試験場跡地(現在の与儀公園)に文化センターを建設し、その中に美術館を建設する計画が立てられた。実際に設置準備委員会のメンバーであった画家により建設の設計図まで用意されたようだが、実際には建設は行われず、具体的な建設計画が検討されたのは1993年からである。美術館建設の基本構想の策定に当たり、美術家、建築家、県民からの意見が出され、それらを元に県立の美術館についてのシンポジウムが開催された。その結果、1995年に名称を「沖縄県立現代美術館」とする県立美術館の基本構想検討報告書が作成され、さらに独自の文化を持っているということから、「県立」であるが「国立」と同等の意味を持つ美術館として、他の都道府県立美術館とは異なる位置にあることが望まれた。 その後1996年に博物館新館と美術館を併設する形で基本設計が行われ、1999年に着工し、2000年に開館という目標を目指したが、総事業費が395億円という試算が発表され、バブル崩壊後の当時の県は財政難であり、建設は困難であるということからこの計画は凍結された。 その後、長らく凍結された建設計画は、2002年に経費削減のため事業費を225億円に圧縮するという計画のもとで、本土復帰30周年記念事業として再開されることが決定した。そして、2003年度に建物と博物館展示の実施設計を行い、2004年度から2006年度にかけて建設工事を行い、2007年度に開館する計画を立てた。建物の建設計画自体は順調に進み、実際の開館も予定通り2007年に行われたが、管理運営に関する問題は長らく置き去りにされ2006年以降に問題となった(後述の美術館問題を参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「沖縄県立博物館・美術館の設置経緯」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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