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『沙耶の唄』(さやのうた)は、2003年12月26日にアダルトゲームブランドのニトロプラスから発売されたアダルトゲーム。 脚本は虚淵玄。 1プレイの目安が5時間、エンディング数が3と少ないかわりに、定価4800円(税別)という低価格で発売され、いわば廉価版的存在となっている。 作品中で登場人物に「昔読んだ、漫画で…」とぼかして語らせたように手塚治虫の漫画『火の鳥・復活編』のオマージュのような内容になっている。またクトゥルフ神話の要素も取り入れられており、表立った設定や用語は殆ど見られないものの、狂気、異界、禁忌といったエッセンスを強く再現している。 2009年7月31日にWindows Vista対応の廉価版『沙耶の唄 Nitro The Best! Vol.2』がパッケージ版が定価2800円(税別)、ダウンロード版が定価2300円(税別)で発売された。 また、2013年2月28日には、あそべる!BDゲームでBD-PGへの移植版が発売された。さらに同年4月17日には一部演出を変更した上でAndroid移植版の配信がビジュアルアーツのアプリマーケット『アニゲマ』で開始された。 == ストーリー == 医大生の匂坂郁紀は、交通事故に遭い生死の境をさまようが、奇跡的に助かる。しかし、大学に復帰した匂坂は、故意に嫌われる様な言動をとり、自分の周囲から人を遠ざけようとする。友人達は彼を心配するが、匂坂には彼らから差し伸べられる救いの手にすがれない訳があった。 匂坂は交通事故の後遺症で知覚障害を起こしており、すべてのものが異常な姿で見えるようになっていたのだ。街の建物は豚の臓物をぶちまけて塗りたくった様に、人間はおぞましい肉塊に見え、話す言葉は呻き声や金切り声に聞こえ、触れた感触ですら尋常ではなくなっていた。自分以外の全てが異常で狂いそうになる世界の中で、孤独な入院生活を過ごしていたある日、匂坂の前に沙耶という謎の少女が現れる。沙耶だけはなぜか普通の人間に見え、肉塊のような姿にしか見えない友人たちと違い、触れたときに温かみを感じることもできた。やがて匂坂は沙耶に惹かれ、彼女を自分の家へ招いて、一緒に暮らし始める。 しかし、それは真に訪れる狂気の世界への扉にしか過ぎなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「沙耶の唄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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