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河合谷高原(かわいだにこうげん)は扇ノ山山腹の標高1000m付近に広がる高原〔。鳥取県内では稀な広さを持つ山嶺の高原である〔。 高原は農業・畜産業に利用されているほか、山菜採り、キャンプ、紅葉、スキーなどの行楽地になっている〔。 ==地形・地質== 河合谷高原は扇ノ山の北麓西側の標高700-1100m付近にあり、広さはおよそ1000haある〔〔。 標高1309mの扇ノ山は第四紀を中心に火山活動をした死火山である。四方の標高1000m付近には、鮮新世から更新世に何度か噴出した溶岩が流れてできた溶岩台地が形成されている。「扇ノ山」の名は、これらの溶岩台地のなだらかな尾根の姿を左右にひらいた扇に見立てて呼ばれるようになったものとされている〔〔〔。こうした溶岩台地には南西斜面の広留野高原(若桜町・八頭町)、北西斜面の河合谷高原(鳥取市・岩美町)、北東斜面の上山高原(新温泉町)、畑ヶ平高原(新温泉町)がある〔。 河合谷高原は、第三紀の基盤である「河合谷流紋岩」(球顆流紋岩の一種)の上に、玄武岩質安山岩が溶岩台地を形成している。溶岩は大きく3層に分けられており、2層目と3層目の間と3層目の上に大山由来の火山灰が積層している。さらにその上を姶良火山灰(AT)が覆い、表土は黒ボクになっている〔〔〔〔。 溶岩台地の端部は標高700-800m付近で激しく侵食されて急峻な断崖やV字谷をつくりだしており、谷頭部には滝や速瀬が発達している。河合谷高原には千代川水系の袋川の源流があり、高原の西側に雨滝を中心に「四十八滝」と呼ばれる数多くの滝がある〔「四十八」は「たくさんある」という意味であり、48ヶ所の滝があるという意味ではない。〕。一方、北側には堰止湖の天神池があり、ここを源流とする蒲生川が天神滝を経て北へ向かっている〔〔。 鳥取県は山陽側に比べて全般的に急傾斜であり、広い高原というのは数が少ない。大山や氷ノ山の山麓には広い高原があるが、標高が高い山嶺にあって広さのあるものは、河合谷高原や高清水高原などに限られている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「河合谷高原」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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