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河回村(ハフェマウル)は、大韓民国慶尚北道安東市にある集落。農村における両班の伝統的な生活様式を保存している「民俗村」であり、韓国の著名な観光地の一つである。「マウル」は朝鮮語の固有語で「村」を意味する言葉。 村全体が韓国の重要民俗文化財第122号に指定されているのをはじめ、多くの有形・無形文化財を擁する。河回村は2010年7月31日、慶州市の良洞村とともにユネスコの世界遺産に登録されている。 == 概要 == 行政的な地名は安東市豊川面河回洞。「河回」の名が示すとおり、花川(洛東江上流部)が大きく屈回する地点にあり、三面が川に囲まれている。村の南には南山、村の北には芙蓉台と呼ばれる絶壁があり、とくに川の対岸の芙蓉台の上からの村の眺望はよく知られている。 この村は、16世紀に豊山柳氏の一族によってつくられ、その後同族集落として存続してきた。現在も、約180戸ある村の住人の7割は豊山柳氏である。豊山柳氏からは朝鮮王朝中期の儒学者・政治家である柳雲龍・柳成龍兄弟を輩出している。豊山柳氏宗家(柳雲龍の末裔)の屋敷である養真堂や、柳成龍の住居であった忠孝堂など、両班の暮らしを窺うことのできる瓦葺きの古い建築や、藁葺きの家々が数多く保存されている。また、仮面劇である河回別神クッも伝えられており、使用人の目から両班を諷刺する内容となっている。河回別神クッは大韓民国指定重要無形文化財第69号となっており、使われる仮面は大韓民国指定国宝第121号となっている。 1984年に村全体が重要民俗資料(現・重要民俗文化財)第122号に指定された。訪韓した国賓級の人物も足跡を残しており、1999年には英国のエリザベス女王が、2005年には米国のブッシュ(父)元大統領が河回村を訪問している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「河回村」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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