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ヘドロとは、河川や沼、池や湖、海などの底に沈殿した有機物などを多く含む泥。底質の構成物の一種で河川底質を構成する場合もある。 ヘドロは屁泥とも書かれることがあるが、語源は定かではない。灰泥(はいどろ)、維泥(いどろ)が訛ったものだとか、神奈川県津久井郡(現在は相模原市の一部)の方言でぬかるみを意味する言葉が語源であるという説もある〔『国土問題 』66号「」2005年3月〕。 「ヘドロ」という語句は日本語だが、漢字が存在せず、慣習的に片仮名で表記されることがほとんどである。 == 有害物質を含んだヘドロ == 港湾部の干満の影響のある流れの緩やかな河川の底質には汚染物質が堆積していることが多い。近年各地で底質ダイオキシン類の環境基準を超過する事例が公開されるようになっており、関東の事例としては、埼玉県の古綾瀬川や東京都の横十間川などが発表されている。今後その下流側の底質汚染調査が進むにつれ汚染の状況が明らかになると予想される。特に、深度方向調査により高濃度のダイオキシン類が検出されることが多い。 主に、産業廃棄物など有害物質の混ざった汚泥を指すことが多い。ダイオキシン類の異性体パターン等を調べれば汚染原因者が特定されることができ、島根県馬潟工業団地周辺水路においては、公害防止事業費事業者負担法により、汚染原因者の産業廃棄物処理会社等から浄化対策費用を徴収している。 汚泥としてのヘドロは、悪臭などの問題が出ることがあり、公害のひとつとしても認識されている。有害物質の混ざらないものに関しては、そのまま、もしくは加工され、肥料として利用されることがあるが、様々な有害物質が含まれていることもあるため、十分な分析調査が必要である。 有害物質が含まれているものについては、焼き固めてレンガにすることで再利用することもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘドロ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sludge 」があります。 スポンサード リンク
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