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油糧種子 : ミニ英和和英辞書
油糧種子[あぶら]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あぶら]
 【名詞】 1. oil 
: [かて]
 【名詞】 1. food 2. provisions
: [たね, しゅ]
 【名詞】 1. (1) seed 2. pip 3. kind 4. variety 5. quality 6. tone 7. (2) material 8. matter 9. subject 10. theme 1 1. (news) copy 12. (3) cause 13. source 14. trick 15. secret 16. inside story 1
種子 : [しゅし]
 【名詞】 1. seed 2. pit 
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)

油糧種子 ( リダイレクト:植物油#植物油の原材料 ) : ウィキペディア日本語版
植物油[しょくぶつゆ]
植物油()とは植物に含まれる脂肪抽出精製したである。特に脂肪含有率の高いヤシ大豆菜種などの種子果肉から精製され、食・調理用や加工用に利用されている他、古くは燈火の燃料としても使われ、20世紀後半からバイオディーゼル用途の需要も拡大している。

== 歴史 ==
人類が使い始めた最初の油は動物性油脂と考えられている。旧石器時代には動物脂肪灯りとして利用していた。動物性油脂にくらべ、抽出がより困難な植物性油脂の利用には技術などの発展が待たれた〔日清オイリオ 「油の歴史はじめてものがたり」 〕。
植物から油脂を採油(搾油)し植物油の利用を始めたのは古代に遡る。エジプトではピラミッドに油脂の使用の痕跡が見つかっている。地中海沿岸では5-6千年前にオリーブの栽培が始まったと考えられており、ローマ帝国の拡大に伴い、栽培も小アジアから帝国全土に広まっていった〔香川県農業試験場「オリーブいろいろ」 〕。オリーブ同様に収量も多く搾油が容易なココナッツオイルも数千年の歴史があると考えられる〔Coconut Research Center ココナッツ 〕。
日本でも同様に最初に使われ始めたのは分離が簡単な魚や獣からの動物性油脂であると考えられる。植物油に関しては縄文時代晩期にアフリカ原産のゴマが日本に伝わり〔日本植物油協会 「南部せんべい」 〕、日本書紀ハシバミから油を抽出したとの記述があり、3-4世紀ごろには植物油の利用は始まっていた。奈良時代にはゴマの搾油技術が伝来しており、大化改新(645年)の頃には荏胡麻(えごま)油が税として徴収されていた。平安時代には搾油機が発明され、より大量の植物油が供給されるようになった。鎌倉時代には様々な油屋があったがそれぞれ独占権を与えられていた。当時は植物油は貴重であり灯油(ともしびあぶら)が主な用途であった。ごま油を例にとるとゴマ40-45株から約300グラムのゴマが収穫でき、それから約150グラムのごま油が得られるのみである〔日清オイリオ 「食用油を作るのにどのくらいの原料が必要なの?」 〕。当時は食用に利用出来るのは富裕層に限られていた〔biwa.ne.jp 「植物油」 〕。 
庶民においては植物油は食用はもちろん燈火用にも高価であり、魚油などが使われていた。 ろうそくは植物油よりさらに高価なものであった。 江戸時代になり菜種油綿の生産増に伴う綿実油の生産が増加し始め、庶民による植物油の利用が広まっていった。18世紀初期には江戸では一人あたり平均年間約7.2リットル〔この数値は主である燈火用の消費が含まれているので現在の食用消費量とは比較できない。〕の消費まで増加し、大坂江戸積油問屋から不足分の供給を仰いでいた〔東京油問屋市場 「江戸積油問屋」 〕。燈火用と食用の比率は分からないが、庶民層においては消費量自体が小さく燈火用が主であったと考えられる。
明治に入り燈火用にはケロシンが植物油にとって代わるが食の洋風化と共に食用の消費が増え、大正には大規模な製油工場も稼働を始めた。昭和になるとさらに食の洋風化が加速し植物油の消費も増えていった〔農林水産省 「植物の恵みで元気に! 植物油」 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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