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泉アキ(いずみアキ、1950年2月4日 - )は、日本のタレント、歌手。本名は大塚環。 父親がインド系アメリカ人(アメリカ軍属)で母親が日本人のハーフ。父の顔を知らずに育ち、母の再婚、義理の父からの虐待、そして養子に出されるという、大変恵まれない少女時代を過ごした。 身長158センチ。美しい顔立ちをしているが、性格は明朗快活でさばさばとしており、ひょうきんな面を持っている。 愛知県名古屋市出身。小野女子学園女子高等学校卒業。 タレントの桂菊丸は夫。ディスクジョッキーのANNAとタレントの大塚安里は娘。 == 略歴 == *1966年、日本テレビの人気番組「あなた出番です」で優勝し、翌1967年に17歳でクラウンレコードのPW盤第一号アーティストとして、「恋はハートで」でアイドル歌手としてデビューする。次ぐ「夕焼けのあいつ」が全国的にヒットして一躍人気者になる。当時は膝上20センチのミニスカートを穿いていた。 日本の”元祖ハーフアイドル”である。 *1972年、22歳のとき、9歳年上の落語家・漫才師の桂菊丸と結婚(菊丸は翌年落語と漫才を辞め、のちテレビレポーターとして活躍)。菊丸の自宅がある千葉県市川市に転居。その後二女をもうける *1975年にテレビ朝日「独占!女の60分」でアタッカー(レポーターの番組内呼称)として出演。独特のキャラクターが脚光を浴び、活躍する。司会をはじめレポーターやクイズ番組の回答者などとして様々な番組に出演する。 *もともとスタイルは良かったのだが、20代後半あたりから太り始め、オッパイが非常に大きくなり、肉感的でセクシーな体型になった。 *タレント活動の他、スキューバダイビングや自動車レースなどにもチャレンジ、FIA国際ライセンスを取得し、1984年、34歳のとき、第32回サファリラリーに高岡祥郎とともに出場(スバルチーム)日本人女性としては初めてのアフリカのサファリラリー挑戦。世界の強豪を相手に16位完走を果たした。 *1992年、姑(大塚稲子、80歳)が暴露本「天に代わりて嫁を討つ」を出版したことをきっかけに、嫁姑問題が起こる。泉アキも「おごる姑は久しからず」を出版し話題となる。嫁姑問題評論家としても活躍する。 *姑・稲子のことを「ばあば」と呼んでいる。 *1997年、85歳の姑・稲子が、介護が必要な状態になりかけた。しかし泉がリハビリをさせて姑は復活した。その後、姑・稲子がボケなかったのも、泉からの刺激によるところが大きいという。 *1997年、47歳のとき、自分で左胸にしこりを発見。乳癌と診断され、国立熱海病院(現在の国立病院機構静岡医療センター)にて乳房の4分の1を切り取る手術を受ける。 *退院約3カ月後の1998年3月、主治医の反対を押し切り、夫の菊丸と共にハワイマウイマラソンに出場し、42.195キロを8時間39分で完走する。 *2003年、53歳のとき、静岡県熱海市湯河原の山の中に、粗大ゴミだらけの荒れ地を購入。週末に夫婦で湯河原に通い、もともとあったプレハブ小屋で寝袋や簡易ベッドに寝泊まりしながら、一から自分たちの手で土地を開墾。家と畑を造り、農業にいそしむ田舎暮らしを始めた。田舎暮らしをするのは、泉の「長年の夢」だったという。一方、夫・菊丸はもともとシティーボーイで、田舎暮らしにはかなりの抵抗感があったという。しかし、癌を患った妻・泉のために、田舎暮らしを決断した。湯河原への引っ越しに伴い、夫・菊丸は芸能界を引退した。 *自宅は純日本風の大きな家で、見晴らしの良い高台に建っている。居間は土足で上がれるようになっていて、囲炉裏と薪ストーブがある。山奥なので携帯電話はつながらない。 *庭の畑では大根やキャベツなどを栽培し、自分たちで食べている。 *毎朝5時に起きて、早寝早起きをしている。 *田舎暮らしを始めた頃、夫・菊丸は畑仕事をしながら、(俺こんなことしてていいのかなー。仲間たちは今もテレビで活躍してるのに)と思い、悩んでいたという。 *湯河原の泉の家に立ち寄った奈良・薬師寺の管主により、「森羅万象自然界から沢山のことを学ぶ塾」=「畑を耕し、心を耕す場」として「心を耕す泉塾」とこの地を命名される。 *乳癌の克服目安である術後10年を目前にした2006年(56歳)、右乳房にがんが再発し、乳房温存手術を受け、抗ガン剤治療(AC療法)、放射線治療受け、現在も治療中(分子標的療法)。 *最近の芸能活動はテレビ番組にレポーターとして出演するとともに、全国各地で「乳がん」「介護」「環境問題」などの講演を行っている。 *アメリカで暮らしていた菊丸の姉が夫を亡くし、泉夫婦の家で同居するようになった。 *2度目の乳癌の手術から10年たった2016年2月、夫婦でテレビ朝日『徹子の部屋』に出演し、近況などを語った。 *田舎暮らしを始めてから13年たち、乳癌を克服した泉は、「こんな生活ができるのも病気のおかげ。病気って悪いことばかりじゃない」と述べた。 *74歳になった夫・菊丸も今の田舎暮らしに満足しており、冗談交じりに「クワを持ったまま死にたい」と述べた。 *30年以上一緒に住んでいた103歳の姑・稲子は、現在は湯河原の高齢者向け住宅で暮らしており、車椅子に乗っているものの、とても元気だという。夫・菊丸は毎週、泉は仕事が忙しいため月に2,3回、姑・稲子が住んでいる高齢者住宅を訪ねている。姑・稲子も毎月1回泉の家に遊びに来て、泉は姑の髪の毛を切ってやっている。 *二人の娘と四人の孫がいて、東京から新幹線に乗ってときどき湯河原まで遊びに来る。孫たちは大喜びで畑仕事などを手伝うという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「泉アキ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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