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泉川[いずみがわ]
泉川(いずみがわ)とは、相撲の技のひとつである。相手の腕を両手で挟みつけ、片方の肘を前方に出しながら極める形である。このまま相手を土俵外に出せば撓め出し(ためだし)となるが、現在日本相撲協会が定める決まり手82手の中に撓め出しは含まれていない。現在この技が出れば極め出しと発表となるだろう。 江戸時代明和年間の関脇出水川貞右エ門が得意としたことからこの名があるといわれる。剛力の力士が得意とする技で、横綱初代西ノ海、横綱常陸山が十八番としたほか、横綱鏡里も時折見せた。特に常陸山は名手として知られ、相手に先手を取らせ技を捌いたうえでこの技で相手を捕まえて勝負を決めることで知られた。常陸山にしてみれば相手を捌きやすくて自分の利益になる技だったそうだが、普通の力士にまねできるシロモノではないので、彼の強さを象徴する技となっていた。 21世紀になってから、山本山龍太が、巨体を生かしてときどきこの技を決めている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「泉川」の詳細全文を読む
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