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波号第百三潜水艦〔本来の艦名表記は波號第百三潛水艦。〕(はごうだいひゃくさんせんすいかん)は、日本海軍の潜水艦。波百一型潜水艦の3番艦。太平洋戦争を生き延び、戦後海没処分された。 ==艦歴== マル戦計画の輸送潜水艦小型、第4601号艦型の3番艦、仮称艦名第4603号艦として計画。1944年6月29日、川崎重工業泉州工場で仮称艦名第4605号艦と同時に起工。8月25日、波号第百三潜水艦と命名されて波百一型潜水艦の3番艦に定められ、本籍を呉鎮守府と仮定。10月10日、艤装員事務所を神戸川崎造船所内に設置し事務を開始。21日、進水。進水後の艤装は川崎重工業本社艦船工場で行う。 1945年2月3日竣工し、艤装員事務所を撤去。本籍を呉鎮守府に定められ、第六艦隊第十一潜水戦隊に編入。同日、伊予灘へ向け神戸発。5日伊予灘に到着し、訓練に従事。20日、呉に帰投し26日まで整備を行なう。27日、訓練のため伊予灘へ向け呉発。 3月7日、別府湾に帰投。9日から伊予灘で訓練に従事。19日の呉軍港空襲の際には長鯨や波号第105潜水艦とともに対空戦闘を行う。撃墜戦果、損害ともになし。21日、波号第105潜水艦とともに呉に帰投し、22日から揚塔訓練を呉で行うとともに、4月3日まで呉海軍工廠で訓令による蓄電池排気管の設置等、訓令工事を実施。 4月7日から再び伊予灘で訓練に従事。15日、第六艦隊第十六潜水隊に編入。同日呉に帰投。19日、呉海軍工廠第二船渠に入渠し、27日まで舷外亜鉛の張替え作業など渠中整備を行う。整備中の26日、第六艦隊の軍隊区分先遣部隊第一潜水部隊に編入。29日、天一号作戦に参加するため呉を出撃し、沖縄東方海面で哨戒と偵察に従事。5月21日、呉に帰投。 6月、本艦をガソリン輸送潜水艦とすることが決定される。 7月1日、第十六潜水隊から削除され、第三十四潜水隊に編入。8月15日、第三十四潜水隊が解隊され、第十五潜水隊に編入。終戦時は呉に所在。11月30日、海軍省の廃止に伴い除籍。 1946年4月1日、五島列島キナイ島沖でアメリカ海軍により海没処分された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「波号第百三潜水艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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