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洞井守 : ミニ英和和英辞書
洞井守[ほら, どう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ほら, どう]
 【名詞】 1. cave 2. den 3. grotto 
: [い]
 【名詞】 1. well 
井守 : [いもり]
 (n) (uk) newt
: [もり]
 【名詞】 1. nursemaid 2. baby-sitting 

洞井守 ( リダイレクト:ホライモリ ) : ウィキペディア日本語版
ホライモリ[もり]

ホライモリ Olm 又は Proteus はホライモリ科に属する有尾目の一種。現生種では本種のみでホライモリ属を構成する。ヨーロッパで見られる洞穴性の脊椎動物として唯一のものである。アホロートルのように幼形成熟することが特徴で、生涯に渡って外鰓を持ち水から出ることはない。ディナル・アルプス山脈カルスト洞穴の固有種で、スロベニアからイタリアのトリエステに流れる流域から、クロアチア南西部、ボスニア・ヘルツェゴビナに分布する。洞穴への適応として、眼は発達しないが聴覚・嗅覚や電気・機械受容器などは非常に鋭敏である。前肢・後肢の指は通常の両生類より少ない。
体色が白く白人の肌に似ていることから、スロベニアでは"人の魚"を意味するまたはと呼ばれる。英語では "olm"・"proteus"(プロテウス)・"cave salamander"・"white salamander"とも呼ばれる。スロベニアでは"湿り気に潜る者"を意味する''močeril'' という名もある〔Piper, Ross (2007), ''Extraordinary Animals: An Encyclopedia of Curious and Unusual Animals'', Greenwood Press.〕。本種に関する最初の言及は1689年のヤネス・ヴァイカルト・ヴァルヴァソルの著作に遡る。本種をドラゴンの幼体であるとする民間伝承もある。
== 形態 ==

体はヘビのような形で、通常20–30 cm。最大個体は40cm程度になる〔Weber A. (2000). ''Fish and amphibia''. In: Culver D.C. ''et al.'' (ed.): ''Ecosystems of the world: Subterranean Ecosystems'', pp. 109–132. Amsterdam: Elsevier〕。体は一様な太さの円筒形で、筋節の境界に一定間隔で溝がある。は比較的短く側扁し、薄い鰭がある。四肢は小さくて細い。他の両生類と比べ指の数が少なく、前肢には3本(通常の両生類は4)、後肢には2本(通常は5)の指しかない。体は薄い皮膚に覆われ、わずかなリボフラビン色素によって黄白色からピンク色に着色する〔。体側面に入る皺(肋条)は左右に25-27本ずつ〔小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、128、236頁。〕。灰色や黄色、ピンクがかる個体もいる〔。光の下では腹部の内臓器官が透けて見える。体色が白人の皮膚に似ていることから、いくつかの言語では「人の魚」を意味する名で呼ばれる。だがメラニンの生産能は残っており、明所で飼育された個体は色素ができるため、体色が青灰色になる〔。幼生も着色していることがある。頭部は洋梨形で、短く縦扁した吻を持つ。口の開口部は小さく、は微小で状となり、水中の大きな粒子を濾し取る。鼻孔は判別できないほど小さく、吻端の側方に位置する。は退縮しており、皮膚の層に覆われる。呼吸は頭部後方にある、2つの分岐した房からなる外鰓で行われる〔。外鰓は酸素に富む血液が皮膚越しに見えるため、赤色である。簡易なも持つが、その呼吸機能は補助的なものに過ぎない。雌雄は似ているが、雄の総排泄孔は雌より膨らんでいる。
洞穴性動物は無光環境に生息するため、他の適応と共に、視覚によらない感覚系を発達させることが求められる〔Schlegel P.A., Briegleb W., Bulog B., Steinfartz S. (2006). . Bulletin de la , 118, pp. 1–31. 〕。本種も地下水に生息するため、他の両生類よりも視覚以外の感覚を発達させている。本種は成体でも幼生の形態を維持しているために頭部が大きく、多数の感覚受容器を持つことが可能となっている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ホライモリ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Olm 」があります。




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