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【名詞】 1. cave 2. den 3. grotto =========================== ・ 洞 : [ほら, どう] 【名詞】 1. cave 2. den 3. grotto ・ 洞穴 : [ほらあな] 【名詞】 1. cave 2. den 3. grotto ・ 穴 : [けつ, あな] 【名詞】 1. (col) ass 2. arse 3. buttocks
洞窟(どうくつ、)とは、地中にある、ある程度以上の大きさの空間である。ふつう人間が入ることの可能なサイズ以上のものを指すことが多い。洞穴(どうけつ、ほらあな)とも言う。水平方向に伸びている横穴や井戸状に開口している縦穴(竪穴)などがある。洞口部では日光が差し込むこともあるが、氷河洞・雪渓洞などを除いて奥部は完全な暗黒となる。 内部の気温は、一般に洞窟がある外部の平均気温になり、内部は外部と較べると夏は涼しく・冬は暖かい。また地中であることも含め、一般に湿度が高い。水が湧き出る泉の奥や海面下にも水中洞窟があることがある。 広義には、自然にできた鍾乳洞や溶岩洞(熔岩洞)、海食洞などだけでなく、過去に人間によって掘られ、遺棄された古い穴や隧道跡なども含めることがある(人工洞窟)。 洞窟内に神仏を祭った例が各地にみられ(宮崎県鵜戸神宮、埼玉県橋立鍾乳洞など)、洞窟そのものをご神体とする例も多い。 用語としての洞穴と洞窟は、洞窟の方がやや多用される感もあるが、とくにこだわられない。日本の洞穴学研究の学会の名称は日本洞窟学会で、自然科学や人文科学/社会科学の関係分野、および探検技術の分野から成っている。 == 分類 == ; 母岩による分類 洞窟を胚胎する岩石の種類によって、次のような語が用いられているが、生成作用とは必ずしも結びついていない。 * 石灰洞/苦灰岩洞・石膏洞・氷洞・氷河洞・チャート洞・砂岩洞・礫岩洞・凝灰岩洞・溶結凝灰岩洞・花崗岩洞・シラス洞・熔岩洞・玄武岩洞など。また完全に水没している洞窟に対して水中洞窟、海面下に沈んだものについて沈水洞窟と呼ばれる。 ; 生成作用による分類 主作用によって次のように分けられるが、実際には複数の作用が組み合わさっていることが多い。 * 溶食作用(石灰洞/苦灰岩洞・石膏洞・氷河洞/氷洞/雪渓洞など)溶食の原因は、石灰洞/苦灰岩洞では流水中の炭酸(稀には硫酸や塩酸)の存在、石膏洞では水に対する石膏の大きな溶解度、氷河洞/雪渓洞/氷洞では流水や地熱による融解である。 * 波食作用(海食洞・湖食洞・河食洞など) * 削磨作用(地下水流や河流による硬岩盤の侵食による。花崗岩洞・甌穴洞など) * 洗掘作用(地下水流や河流による未固結/弱固結岩層の侵食による。シラス洞・黄土洞・風化花崗岩洞・崖錐洞・滝壺洞など) * 風食/風化作用(風で吹きつける砂粒による削剥や、岩層の表面に滲出する地下水の風化作用などによる。砂岩洞・凝灰岩洞・タフォニなど) * 昇華作用(氷河洞/氷洞/雪渓洞) * 火山作用(熔岩洞・樹型洞・噴気孔洞など) * 火成作用(花崗岩や各種鉱床中に生じた晶洞〔http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0811/feature02/ 巨大結晶の洞窟:ナショナルジオグラフィックマガジン, 2008.11〕など) * 裂開作用(地滑りやその他の物理的応力による割れ目洞・クレバスなどの構造洞窟) * 崩落作用(地下にある洞窟の上部が崩れ落ちて生じた陥没洞や月面の巨大垂直洞窟〔http://jp.sciencenewsline.com/articles/2014071800430034.html 月面には200個の垂直洞窟が存在している、NASAの月面観測衛星による調査で判明〕) * 爆発作用(西シベリア、ヤマル地方の永久凍土地帯に生じた巨大垂直洞窟。温暖化によって発生したメタンガス爆発の可能性が大とされている。〔朝日新聞2015/7/19〕) * 膨上作用(無水石膏層の吸水による体積膨張で地層がたわむように膨れ上がってできた洞窟〔Morphogenetics of Karst Region by L.Jakucs, 1977. Adam Hilger, Bristol.〕) * 集積作用(巨岩塊が積み重なった隙間がつくる擬似洞窟) * 被覆作用 * 造礁作用(サンゴ礁の海中で造礁性生物の成長によってできている洞窟) * 晶結作用(石灰華洞、氷瀑洞、氷塔洞窟〔ナショジオが行ってみた究極の洞窟, 2015.4, 日経ナショナルジオグラフィック社〕) * 掘削作用(ヒトや動物によって掘られた洞穴) *有史前:ヨーロッパに多い新石器時代の洞窟状のフリント鉱山跡や、ゾウや水牛が塩類を求めて掘ったケニヤの洞窟〔アニマ, no.116,1982. 平凡社〕 *有史後:地下鉱山採掘跡、トンネルや防空壕、地下水路、地下墓地/寺院、地下住居など ; 洞窟に似たものを作り出す作用 * 腐食作用(巨大樹木に生じた空洞【うろ】) * 建造作用(ピラミッドなどの石造/コンクリート建造物等の内部空間) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「洞窟」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cave 」があります。 スポンサード リンク
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