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津沢夜高あんどん祭り(つざわよたかあんどんまつり)は、富山県小矢部市津沢地区で行われる夜高祭(田祭り)である。毎年6月の第一金曜日と土曜日に行われる〔http://www.oyabe.info/pamphlet/tsuzawayotaka.pdf 『津沢夜高あんどんリーフレット(パンフレット)』小矢部市・小矢部市観光協会・津沢夜高行燈保存会・小矢部市商工会発行〕。また、木曜日夕方より前夜祭が行われる。 == 概要 == 山車、連楽(れんがく、田楽(でんがく)ともいわれる)、釣り物を組合せた高さ約7m、長さ約12mの大行燈7基・中行燈6基・小行燈8基の夜高行燈が両日午後7時より街を練り廻す。1日目には夜高行燈の出来栄えを競い合う夜高あんどんコンクールが行われる。また、両日午後9時頃より行われる「''喧嘩夜高行燈引き廻し''」(ただ単に''「喧嘩(けんか)」''、''「あんどんのぶつけ合い」''、''「ぶつかり合い」''〔とやま観光ナビ - 津沢夜高あんどん祭 〕とも言う)では、あんどん広場前道路にて大行燈7基による勇壮な夜高行燈のぶつけ合いが行われる。これは、向かい合った2基の大行燈がぶつかり合い、相手の釣り物(夜高行燈前方に吊るされた吊り行燈)を大きな音を立てて潰し合うもので、午前0時頃まで続けられる。南砺市の「福野夜高祭」や砺波市の「砺波夜高祭り」では、2日目のみに喧嘩が行われるが、当該夜高祭りと砺波市庄川町の「庄川観光祭(庄川夜高行燈)」の場合は、喧嘩が2日間とも行われる。また2006年(平成18年)には、「とやまの文化財百選(とやまの祭り百選部門)」に選定されている。 前夜祭ではあんどん広場にて、各町村内の小学生による夜高太鼓の競演、地元園児による小行燈よりさらに小さいミニ行燈の練り廻し、また夜高踊りが津沢夜高太鼓・民謡保存会によって行われる〔「夜高太鼓と笛軽快 小矢部・津沢あんどん祭前夜祭」北日本新聞 2015年(平成27年)6月5日28面〕。 発祥年代は定かではないが、富山県砺波平野一帯の農村部で室町時代におこった田祭りが原型であろうと推測される。津沢に隣接する南砺市福野地域の福野夜高祭は承応年間の伝承文献があり検証されているが、その周辺の市町村も同じ時期に派生していったであろうと思われる。田植えが終わったあと、「やすんごと」と称して五穀豊穣を祝い御祭りをしていた形跡は各地にある。 また、この夜高祭りは、小矢部市の姉妹都市で、同市新西(旧 新西嶋村)出身の沼田喜三郎らが開拓したことから町名にもなった、北海道沼田町に、1977年(昭和52年)から沼田の夜高祭りとして伝承されている。沼田の夜高祭りは、今や北海道の三大行燈祭りに挙げられるまでに発展している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「津沢夜高祭り」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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