|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 活動 : [かつどう] 1. (n,vs) action 2. activity ・ 活動写真 : [かつどうしゃしん] (n) movie ・ 動 : [どう] 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion ・ 写 : [しゃ] 【名詞】 1. photograph 2. copy 3. transcribe 4. duplicate 5. reproduce 6. trace 7. describe 8. picture ・ 写真 : [しゃしん] 【名詞】 1. photograph ・ 真 : [まこと, しん, ま] 1. (adj-na,n) (1) truth 2. reality 3. genuineness ・ 資料 : [しりょう] 【名詞】 1. materials 2. data 3. document ・ 料 : [りょう] 1. (n,n-suf) material 2. charge 3. rate 4. fee ・ 研究 : [けんきゅう] 1. (n,vs) study 2. research 3. investigation ・ 研究会 : [けんきゅうかい] (n) research society ・ 会 : [かい] 1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club
活動写真資料研究会(かつどうしゃしんしりょうけんきゅうかい、1919年 設立 - 1921年 活動停止)は、かつて第二次世界大戦前に存在した、東京の映画製作集団である。労働運動家から映画興行師へと転身した高松豊次郎が設立し、無声映画を製作、興行した。 == 略歴・概要 == 1919年(大正8年)、東京で当時47歳の高松豊次郎が結成した。 かつて1897年(明治30年)12月、25歳のときには、片山潜の「労働組合期成会」の機関誌『労働世界』に、創刊号から寄稿した〔「二村一夫著作集」サイト内の「高野房太郎とその時代 (71) 『労働世界』創刊」の記述による。〕ほどの「労働運動家」だった高松は、1900年代の10年間を台湾での映画の普及についやし、1906年(明治39年)には出版社の東京パック社で、吉沢商店のカメラマン千葉吉蔵を監督・撮影に起用して短編コント集映画『社会パック活動写真』を製作したり、翌1907年(明治40年)には台湾で撮ってきた『台湾実況紹介』を大阪・角座で上映したりと、映画の製作にも乗り出していた。 1919年11月17日には設立第一作『日本労働問題』を神田青年館で公開した。翌1920年に製作した勤勉と倹約の価値を説く「民力涵養映画」こと『生活安定の巻』のプリントはいまも現存する〔東京国立近代美術館#フィルムセンター公式サイト内の「日本映画の発見I 無声映画時代 」の記述による。〕。 スタッフには、演出部に山根幹人、そして1921年に忽然と現れた、主演も張れる井上麗三、この2名は前歴が不明である。撮影部の岩岡巽はM・パテー商会出身で、1909年に岩藤思雪監督・脚本、新派の関根達発の映画デビュー作『日本桜』を撮って以来、10年ぶりにクレジットされている人材である。撮影部のもうひとり、花房種太は前年1919年までマキノ省三の京都・「ミカド商会」にいた。また助監督部にいたのちの東宝社長の森岩雄は1922年にプリンストン大学を卒業するはずだが、1921年にはここにいる。 キャストには、大味正徳、富田百合子、中川信水、池田園子、荒川清といったが俳優たちがいて、だれもが映画は初の経験であった。みなここから映画的キャリアが始まるわけだが、とりわけ荒川清はのちに高松が設立した「タカマツ・アズマプロダクション」(1925年 - 1927年)でレギュラー出演し、1927年には同社で監督としてデビューした(草間実主演『辻切縦横組』)。稲垣浩の父、東明二郎は舞台出身で映画にはここでデビューしている。水野好美は吉沢商店出身であり、小川国松は「沢村国丸」名義で天活出身、1916年に吉野二郎監督、枝正義郎撮影で『水戸三郎丸』に主演している。 「日本の映画女優第一号」こと花柳はるみを主演に起用した『収穫』を1921年11月21日に浅草大東京で公開したのを最後に、高松はつぎのプロジェクトに移行していく。花柳はるみの起用をまつまでもなく、帰山教正、小山内薫、村田実だけでなく、高松が、1920年にすでに女優を起用していることにも、「活動写真資料研究会」の歴史的意義は存在する。 また、1923年10月、同研究会名義、高松豊次郎撮影指揮で、8世紀(奈良時代)の高級官僚和気清麻呂に取材した『史劇 和気清麿公』(プリント現存〔東京国立近代美術館フィルムセンターの「所蔵映画フィルム検索システム 」を参照。〕)を製作している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「活動写真資料研究会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|