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派生文法(はせいぶんぽう)は、用言の活用が無い日本文法である。アルタイ言語学者の清瀬義三郎則府が提唱した。 == 概要 == この文法論は、「言語とは(意味を伴った)音声である」("Language is (meaning-bearing) sound.")との一言を出発点として成ったもののようである〔清瀬義三郎則府、『日本語文法体系新論――派生文の原理と動詞体系の歴史』、ひつじ書房、2013年、扉頁の裏に、"Language is sound."とある。〕。 類型論的には、日本語は膠着語、すなわち、「実質的意味を表す語幹に、文法的意味を持つ接辞が付着して文法的機能を果たす言語」に分類されている。印欧諸言語のような屈折語ではない。然るに、用言のみは活用(屈折)していると一般に信じられているが、膠着語たる日本語の中に、用言のような「屈折する」品詞が存在するとは、全く不可解である。この矛盾は、如何に解釈すべきであろうか。この問題を追求して、用言は活用していないという論理的な結論を導き出したのが、 この文法である。 学界への最初の発表は、1969年12月27-30日に、アメリカのコロラド州デンヴァー市で開催されたアメリカ近代語学会(Modern Language Association of America)の年次大会において、「日本文法に於ける無意味な活用形」("Meaningless Conjugational Forms in Japanese Grammar")と題し、口頭でなされた〔同書、70頁。〕。日本語での発表は、同じく清瀬による論文、「連結子音と連結母音と――日本語動詞無活用論 」(『国語学』86集、1971年、42-56頁)が最初である〔同書、同頁。〕。 一般に動詞がその含有する意味や機能を変えるには、活用と派生とがあるが、この文法論では日本語の「活用」(語形の内部変化)を否定して「派生」のみを認めるのである。これが派生文法と呼ばれる所以なのであろう。その理論は、海外では東西の主として日本語学者に、国内ではさらに日本語の形態素解析に携わる工学系の研究者にも、「活用の無い文法」として受入れられているようである〔同書、287頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「派生文法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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