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1. (n,vs) flow =========================== ・ 流 : [りゅう] 1. (n,n-suf) style of 2. method of 3. manner of 4. school (of thought) ・ 流動 : [りゅうどう] 1. (n,vs) flow ・ 動 : [どう] 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion
流れ(ながれ)とは: # 何かが流れること〔広辞苑 第五版 p.1979〕〔大辞林〕。つまり、たとえば水などが移り動くこと〔広辞苑 第五版 p.1979「流れる」〕。 # 液体や気体が移り動くこと。接頭辞をつけて「~流れ」あるいは単に「~流」と呼ばれる。 # 人や車の往き来 # 技芸や思想などを、師から弟子へと受け継ぐこと〔 本記事では1.2.3 あたりを中心に、だがその他も含めて広く解説する。 ==概説== 流れとは何かの移り動きである。 歴史的に見れば人類にとっては水の流れや空気の流れが馴染み深い。人類は小川、川、河などの流れを見てきた歴史があるし、自分たちを包み込んでいる空気の流れを風として感じてきた歴史がある。水や空気は人類にとって液体や気体の代表である。こうした流れは人々に様々なインスピレーションを与えてきた。川の流れなどに着想を得た文学作品は多数存在する〔日本人に馴染みのある有名な作品では例えば『方丈記』など。(Wikibooks : )。他にも多数あり。〕。これは画家や技術者にもさまざまなインスピレーションを与えてきたらしい。レオナルド・ダ・ビンチも水の流れのスケッチをいくつも残した〔フィリップ ボール『流れ: 自然が創り出す美しいパターン』早川書房、2011〕。 現代の工学的観点から説明すると、液体や気体は一定の形をもたず運動と変形をつづけるので、それらふたつ(液体・気体)を総称して流体と呼ぶ。特に、流体の運動/静止や流体が流体中の物体に及ぼす影響などを集中的に研究する学問が流体工学である。 工学的な観点からすると「流れ」はどのように位置づけられるか説明すると、何かを「非常に多くの粒子が運動している系」と考えられるときでも、個々の粒子すべてについて運動を記述しようとしたのでは独立変数の数が多すぎて容易に扱うことができない。そこで巨視的な視点に立って、系全体での粒子の挙動・運動の“傾向”を捉え概念化したものが「流れ」、ということになる。流動現象のほかに、拡散などを含めることもある。 流体力学以外にも流れを扱う工学分野、あるいは流体力学と密接な関連があったり、それなりの重なりがある工学分野はいくつもあり、たとえば船舶工学は船舶とそのまわりの水の流れに重点において「流れ」を扱い、航空工学では航空機に関する空気などの「流れ」を扱う。 流体工学を離れて工学全般に関して言えば、「流れ」として扱う対象は、液体、気体などの他に、人や車を一種の「構成粒子」と見立ててその物理的な移動を「流れ」として扱うこともある。車の流れについては特に交通工学が扱っている。 なお、必ずしも人間が直感的に把握できるような速さやサイズのものだけが「流れ」とされているわけではない。例えば、氷河の一年に数メートルしか動かない動きも「流れ」であるし、合成樹脂の長期間による変形も「流れ」として把握されることもあるし、地球内部のマントルの動きなど、人間の日常感覚から比べるときわめて長い時間、大きな空間で把握したものも「流れ」として把握されていることがある。 なお、上で述べた合成樹脂などの固体が移り動くことや、コロイド溶液などの動きなどは、前述のような「多数の粒子の自由運動と見なす」ような単純な見方では把握できない、もっと複雑なことが起きている。こうした動きは「非ニュートン流動」「非ニュートン流れ」などと呼ばれ、レオロジーという学問領域で研究されている。 熱のように比較的抽象性の高いことについても、数値的に表し「流れ」として把握することも行われている。また、人間の社会的な所属など抽象的な位置の移りかわりについても「流れ」として分析されることがある。 海流・潮汐、大気の動きは流れとして把握することができ、地球物理学、気象学などで研究されている。地球内部では、マントルとよばれる液状金属が流れていることが知られており、こうしたことは、電磁流体力学や地球物理学などで研究されている。また、太陽風、銀河の運動など、宇宙空間で起きていることでも「流れ」として把握できることは多々あり、天文学、天体物理学等々で研究されている。 お金の流れの把握には様々なものがあるが、例えば現金の流れについては「キャッシュ・フロー」として、会計学、経理の実務領域、経営学等で扱われている。 流れの原因は様々である、物体的な流れの場合では、(物体は一旦動きだせば慣性の法則で動きつづける性質があり、流体は自在に変形しながら動き続ける性質があり、それは働いていることを前提として)たとえば川の流れなどの場合はおおむね重力(水の重さ自体)が主な原因になっている。風の場合、いくつか要因はあるが主として気圧の差。上昇気流・下降気流は空気の温度による重さの差。電流の場合も様々ありうるが、例えば電圧(電位差)が原因のひとつとしてあげられる。物質の拡散の場合には主として濃度差。人の流れの場合は、一方で何か人が魅力と感じる要素(様々な意味での“環境”の良さ、その内容は多岐に渡る)が誘因になりそこへ近づく方向の流れを引き起こし、他方である場所の“環境”の悪さ(たとえば地方政府や中央政府による悪政、犯罪率の高さ、原子力発電所事故による放射能汚染、等々等々)がそこから離れる流れ(移住、国外脱出、難民 等々の傾向)を引き起こす。 では次に、工学的な知識などを中心に説明する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「流れ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Flow 」があります。
=========================== 「 流動 」を含む部分一致用語の検索リンク( 65 件 ) ダイラタント流動 ニュートン流動 前駆流動 半流動体 半流動寒天 半流動寒天培地 半流動性 半流動食 原形質流動 周回原形質流動 回転流動 塑性流動 変異性の流動 希釈流動点 循環原形質流動 循環流動 最低流動点 水分流動 水分流動率 流動 流動ばい焼炉 流動ガス化 流動コーキング 流動ゴム 流動パラフィン 流動モザイクモデル 流動モザイク説(シンガー=ニコルソン) 流動ワセリン 流動乾燥 流動乾留 流動体 流動化 流動学、血流学、レオロジー 流動層 流動床 流動度 流動式 流動弾性 流動性 流動性預金 流動接触分解 流動測定 流動点 流動点の戻り 流動点降下剤 流動物 流動異方性 流動的 流動複屈折 流動触媒 流動試験 流動負債 流動資本 流動資産 流動電位 流動食 液状、液体、流動性 細胞質流動 膜流動 血液流動学 表面流動 軽質流動パラフィン 過剰流動性 遺伝子流動 非ニュートン流動 スポンサード リンク
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