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浄土三部経(じょうどさんぶきょう)は、浄土教諸宗の正依の三経典の総称のこと。 『仏説無量寿経』・『仏説観無量寿経』・『仏説阿弥陀経』の三経典は、数多くある浄土経典の中でも、古来より浄土教系諸宗において重視されてきた。 == 概要 == 日本の浄土教諸宗においては、下記の漢訳経典を「浄土三部経」という。 * 『仏説無量寿経』2巻 曹魏康僧鎧訳 252年頃〔浄土宗・浄土真宗所説〕(略称『大経』) * 『仏説観無量寿経』1巻 劉宋畺良耶舎訳 430-442年?〔藤田宏達『観無量寿経講究 安居本講』 真宗大谷派宗務所出版部、1985年、P.20-21〕(略称『観経』) * 『仏説阿弥陀経』1巻 姚秦鳩摩羅什訳 402年頃(略称『小経』) 阿弥陀仏とその本願、またその仏国土(浄土)である「極楽」に関する教えなどが説かれている。詳細はそれぞれの項目を参照。 大正新脩大蔵経では、これらは「宝積部・涅槃部」に収録されている。 中国・日本において、浄土思想に言及する註釈書は古くよりたいへん多いが、この三経典を中心に撰述されている。 これらが「浄土三部経」と称されるようになったのは、法然が『選択本願念仏集』(『選択集』)において、以下のように記述したことに由来する。 :初正明往生浄土之教者 謂三経一論是也 :三経者 一無量寿経 二観無量寿経 三阿弥陀経也 :一論者 天親往生論是也 或指此三経号浄土三部経也(中略) :是也今者唯是弥陀三部 故名浄土三部経也 弥陀三部者是浄土正依経也 :初めに正しく往生浄土を明かす教というは、いわく三経一論これなり。 :「三経」とは、一には『無量寿経』、二には『観無量寿経』、三には『阿弥陀経』なり。 :「一論」とは、天親の『往生論』(浄土論)これなり。あるいはこの三経を指して浄土三部経と号すなり。(中略) :今はただこれ弥陀の三部なり。故に浄土三部経と名づくなり。弥陀の三部はこれ浄土の正依経なり。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「浄土三部経」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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