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浅倉 南(あさくら みなみ)は、野球漫画『タッチ』に登場する架空の人物でヒロイン。上杉達也・和也兄弟の幼馴染。アニメ版の声優は日高のり子。 原作中盤より女子新体操の選手としても描かれている。連載及びアニメが放送された1980年代当時は山崎浩子が活躍していたが、「浅倉南を見て新体操を始めた(志した)」という選手も少なからずいる。 == 略歴 == 中学時代はバレーボール部に在籍(本編内にそれらしき会話が多数ある)。 高校時代は野球部マネージャー、後に新体操部にも所属。 当初は野球部マネージャーのみだったのだが、新体操部キャプテンが大会直前にケガをしてしまいそのピンチヒッターという形で競技会が終わるまでという約束で同じ学年の清水に説得され入部。その競技会でいきなりの3位入賞を果たす。その後、新体操界の期待の新星として世間の注目を浴びることになった。2年の途中まではマネージャーと新体操を掛け持ちして両立させていたが、代行監督の柏葉英二郎により野球部マネージャーを辞め(ただし野球部にも籍は残されていた)させられることになる。そのため達也は、ある日その場にいた勢南高校のエース西村勇からヒットを打つことを条件に、南を野球部へ戻す賭けを柏葉と行い西村と対戦するが、三球三振で南を野球部に戻すことはできなかった。ちなみに、原作版の最終回ではインターハイで個人優勝したことが明かされている。 『Miss Lonely Yesterday』では大学に進学し、新体操を続けていた。達也も同じ大学を受験するつもりであったが風邪で受験できず、別の大学に進学したため、帰宅時以外は離れ離れの仲となる。新体操に打ち込み続け、高度なレベルを確立していたが、練習中にこん棒を落とすなど次第に自らの衰えや達也と水野香織との仲を知り、迷いが表れるようになる。そして、迷いを断ち切って新しいスタート〔達也との関係、本来やりたかったこと〕を踏み切るため、新体操競技から引退を決意した。 『Cross Road』では、自分の引退試合を撮影したスポーツカメラマン・藤村剛の助手として登場。「引退試合の心境を見抜いていた人に会ってみたい」という理由で志願したと原田正平に話している。仕事は雑用係一辺倒であったが、中盤でプロ野球選手として活躍する新田明男の試合を撮影することを命じられ、仕上がった写真の構図から藤村は彼女の戸惑いを察知する。そして藤村から達也の所属するエメラルズ最後の試合の取材を命じられ、会いに行く。 基本的に明るく、前向きで気丈な性格。一生懸命物事に取り組み、人前では泣き言や弱さを見せたがらない。上杉家の母親曰く「南ちゃんのお母さんは学生時代から運動神経が抜群だった。美人でスタイルが良かった。他人に頼みごとをされると一生懸命に取り組む姿勢も今の南ちゃんソックリ」というくだりから、南は母親似であることが窺える。 やや自意識過剰な面もあり、多くの男性から好意を寄せられている存在である事を自覚している。一方で、達也が他の女の子と親しげにしている姿に嫉妬の表情を見せる場面も多い。幼い頃から地震が大の苦手。達也と2人でいた時に地震に遭い、必死に抱きつき怖がる描写がある。 実家は喫茶店「南風」。幼少期に母親が他界し、多忙な父親を手助けするように家事をこなすようになっていった。また、喫茶店を手伝っていることもあり、特に料理は上手。和也や達也の弁当や食事を作ることも多い。野球部の合宿では大人数の食事を手際良く作るなどしている。 16歳当時の身長は159cm、B82・W57・H85(「新体操を始めてからウエストが更に引き締まった」と達也にわざと誇らしげに語る場面がある)。「Miss Lonely Yesterday」以降では胸が大きくなるなど年相応の成長を見せている。 高校時代、一部の女子からは「和也と付き合っていたが、和也が死んでから同じ顔の達也に乗り換えた」と快く思われていない描写がある(和也の生前から南が達也を好きだったことは一般生徒は知らないため)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「浅倉南」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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